平成18年5月18日
東京電力株式会社
当社は、株式会社東芝(以下、東芝)製の原子炉給水流量計等の実流量試験に
おいて不正なデータ補正が行われていた事案※1について、経済産業省原子力安
全・保安院からの指示※2(平成18年4月20日付)にもとづき、当社の品質保証
活動における問題点を踏まえた再発防止対策を策定し、その内容を取りまとめ、
本日、経済産業省原子力安全・保安院へ報告いたしましたのでお知らせいたしま
す。
当社といたしましては、原子力発電所の運転・管理において、今回とりまとめ
た再発防止対策を踏まえ、東芝をはじめとした協力企業に向けた調達管理を強化
し、コミュニケーションの一層の充実を図り、さらなる業務品質の向上と安全管
理の徹底に向けて取り組んでまいります。
以 上
※1:原子炉給水流量計等の実流量試験において不正なデータ補正が行われてい
た事案
平成17年9月に当社企業倫理相談窓口へ原子炉給水流量計に関するご指
摘が寄せられたことから、事実関係を調査したところ、平成5年に福島第
一原子力発電所6号機で試験データの不正な変更や立会試験時に不正な操
作が行われていたことが確認され、その後、柏崎刈羽原子力発電所7号機
においても不正が行われていたことが確認された事案。
本件については、法律上ならびに安全上の問題はないものと判断してい
る。
(平成18年1月31日、2月10日、4月11日お知らせ済み)
※2:経済産業省原子力安全・保安院からの指示
株式会社東芝が当社に対して納入した原子炉給水流量計等に関し、実流
量試験のデータが不正に補正されたまま当該流量計が納入されたことを踏
まえ、原子炉施設の調達について厳格に管理するよう厳重に注意するとと
もに、当社の品質保証活動における問題点を踏まえた再発防止策を策定し、
平成18年5月19日までに報告を求める指示。
添付資料
・原子炉給水流量計等に係る不正なデータ補正に関する再発防止対策について
(概要)(PDF 30.3KB) |