平成18年5月15日
東京電力株式会社
当社・福島第二原子力発電所4号機(沸騰水型、定格出力110万キロワット)は、
定格熱出力一定運転中のところ、平成18年5月5日、現場パトロールを行っていた
当社運転員がタービン建屋1階の相分離母線ダクト部*から油の滴下(10秒に1滴
程度)を確認いたしました。
その後、油の漏れ箇所の調査および滴下している油の分析を実施した結果、主変
圧器の絶縁油などが漏れている可能性があることがわかりました。
現在も油の滴下は継続(5秒に1滴程度)しておりますが漏れている油の量が少
なく、直ちにプラントの運転に支障を与えるものではありませんが、点検・補修を
実施するため、プラントを停止することといたしました。
このため、本日午後6時より出力降下を開始し、5月16日午前0時頃に発電を停
止して、点検・補修を行い、運転を再開する予定です。
本事象による外部への放射能の影響はありません。
以 上
*:相分離母線ダクト部
タービン建屋の主発電機から屋外に設置している主変圧器までの区間に、送電
のため使用している導体を個別に保護・絶縁するための金属製の筒の部分。
添付資料
・4号機 油の滴下箇所図(PDF 13.2KB) |