超高効率空冷ヒートポンプチラー「ハイエフヒーポン」の開発・販売について
~空冷ヒートポンプチラーとして業界最高効率COP5.5を実現~
平成18年5月15日
株式会社神戸製鋼所
中部電力株式会社
東京電力株式会社
関西電力株式会社
株式会社神戸製鋼所と中部電力株式会社、東京電力株式会社、関西電力株式会
社の4社は、このたび、ビルや工場等の空調用熱源機に使用する冷暖房可能な空
冷ヒートポンプチラー※1として業界最高のエネルギー効率COP※25.5(冷房
時)を実現した超高効率空冷ヒートポンプチラー「ハイエフヒーポン(冷房能力
528kW)」を共同開発いたしました。「ハイエフヒーポン」は、株式会社神戸製
鋼所が、本年10月から販売を開始いたします。
空調用のヒートポンプ式熱源機は、主に冷房専用の水冷機と冷暖房兼用の空冷
機の2種類があります。上記4社は、水冷機について平成15年5月に「ハイエフ
ミニ」を開発し、効率の高さとコンパクト性が好評を得て、多くのお客さまにご
採用いただいています。その一方で、冷暖房兼用の空冷機について、開発のご要
望をいただいていました。
今回開発した「ハイエフヒーポン」は、暖房負荷にも対応できるうえ、冷房時
は業界最高効率となるCOP5.5が実現できるものです。
「ハイエフミニ」の高効率化技術を活用しつつ、新開発の高効率ファンなどに
より空気熱交換器を高性能化するとともに、その空気熱交換器へ水を吹き付ける
(散水する)ことにより、さらに熱交換効率を向上させることで、業界最高効率
を達成しました。
また、製品ラインアップとして、空気熱交換器に散水しない機種(冷房時のC
OP4.3)もご用意いたします。
「ハイエフヒーポン」の主な特長は、以下のとおりです。
なお、本開発機は、販売開始に先立ち、電力各社が開催するソリューションフェア※6でご紹介いたします。
添付資料1:開発体制(PDF 10.0KB)
添付資料2:「ハイエフヒーポン」の概要(PDF 62.9KB)
※1 空冷ヒートポンプチラー:
ビルや工場等の空調に使用する冷水および温水をつくる機器で、冷暖房
の廃熱を外気へ放熱する熱交換器を備えたもの
※2 COP(Coefficient of Performance)=(冷房能力または暖房能力/消
費電力):
値が大きいほど省エネルギー性が高いことを示す
本開発機のCOP5.5および4.3は冷水入口/出口水温12℃/7℃、外気
乾球/湿球温度35℃/24℃の条件(JIS B 8613に準拠)における値であ
る
※3 ランニングコストを約40%削減:
※4 CO2排出量を約25%削減:
<※3および※4の試算条件>
建物規模 :延床面積 7,500m2
用 途 :事務所
機器構成 :空冷ヒートポンプ 2台構成
神戸製鋼所製従来機 :型番KHS2005A(50Hz地域)/KHS2006A(60Hz地域)
運転時間 :冷房運転 4~11月のうち平日 162日間 8~18時
暖房運転 12~3月のうち平日 79日間 8~18時
計算方法 :実機運転試験結果にもとづいた試算
気象条件 :東京・名古屋・大阪地区の月別平均外気温度・外気湿度
料金メニュー :
※5 低出力時のCOPは最大約3倍:
添付資料2 図3 部分負荷特性(外気温10℃冷房時)参照
※6 電力各社が開催するソリューションフェア
(1)関西地区:エネルギーソリューション&蓄熱フェア2006
平成18年5月17日(水)~19日(金)10時~17時30分
インテックス大阪2号館 主催:蓄熱フェア実行委員会 入場料:無料
(2)関東地区:エネルギーソリューション&蓄熱フェア'06
平成18年7月26日(水)~28日(金)
東京ビッグサイト(予定)
(3)中部地区:ENE-WAY2006
平成18年8月23日(水)~25日(金)
名古屋市中小企業振興会館 吹上ホール(予定)
【製品に関するお問い合せ先】
株式会社神戸製鋼所 回転機営業部(担当:住元 弘明 TEL 03-5739-6774)
以 上
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