平成18年3月30日
東京電力株式会社
当社は、停電事故時などにおいて迅速な復旧を行うため、配電自動化システム
を利用しておりますが、当該システムを運用するうえでの参考資料として、配電
線図にお客さま情報(ご契約名義やご契約容量)等を記入した「事故捜査図」を
社内資料として作成し利用しております。
この度、本システムに関する社外講演会を行った際に使用した説明資料の一部
に、実際のお客さま情報(ご契約名義・ご契約容量)等を消去しないまま当該図
面の一部に使用していたことが判明いたしました。
お客さまにご迷惑、ご心配をおかけすることになりましたことを、深くお詫び
いたします。
本日、社外から、当社の講演会説明資料に実際のお客さまのご契約名義やご契
約容量等が記載されているものがある、とのご指摘をいただきました。
調査したところ、当社は、平成18年3月15日~17日にかけて実施された講演会
において、「配電自動化システムと連係した事故捜査図面管理機能の開発・実用
化」という内容の論文を発表しており、この資料の中に、事故捜査図の一部を添
付しておりましたが、実際にお客さまのご契約名義やご契約容量等を消去しない
まま使用していたことが判明いたしました。対象のお客さまは23件で、うち1件
には個人のお客さまのお名前が含まれておりました。また、当該論文はCD-
ROM化され、講演会の参加者を対象に約3,200枚配付(注)されております。
お客さまに対しましては、個別にご連絡してお詫び申し上げるとともに、この
度の事情をご説明しております。
また、配布されたCD-ROMにつきましては、現在回収作業に努めておりま
す。
当社としましては、このような事態を起こしたことを重く受け止め、今後の再
発防止に向け、お客さま情報等の資料のさらなる厳重・適正管理を徹底してまい
ります。
以 上
注)当社は、3月30日午後6時の時点において、配布されたCD-ROMの枚数
は、約3,200枚であると認識しておりましたが、その後詳細に調査したとこ
ろ、webからの購入者がいることや他に配布されたものがあることが確認さ
れたため、配布枚数は約3,600枚であることが判明いたしました。
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