平成18年1月20日
東京電力株式会社
当社は、平成17年度の低レベル放射性廃棄物の日本原燃株式会社低レベル放射性
廃棄物埋設センター(青森県六ヶ所村)向け輸送について、以下のとおり計画を変
更しましたのでお知らせいたします。
今回の変更は、平成18年3月に搬出予定であった低レベル放射性廃棄物を詰めた
ドラム缶(以下「廃棄体」)について、福島第一原子力発電所に設置している放射
能濃度測定装置※1の故障により検査工程に影響が生じたことから、検査ができな
かった本数(800本)を搬出予定から削減したこと、また福島第二原子力発電所か
らの搬出に先立ち実施することとしていた放射能濃度の評価※2に必要な期間が一
部の廃棄体で当初の想定を上回ったことから、当該評価が必要な本数(544本)を
搬出予定から削減したことによるものです。
また、このたびの搬出本数の削減にともない、当初、福島第一原子力発電所およ
び福島第二原子力発電所からそれぞれ搬出予定としていたものが一度に輸送可能と
なったことから、これらを合わせて輸送することといたしました。
○平成17年度 低レベル放射性廃棄物輸送計画(今回変更)
・輸送数量 4,160本(LLW-1型コンテナ 520個)
・輸送回数 2回
<平成17年3月28日に公表した輸送計画>
・輸送数量 5,504本(LLW-1型コンテナ 688個)
・輸送回数 3回
○変更後の輸送計画
・3月における福島第一原子力発電所からの輸送数量800本(LLW-1型コンテナ
100個)および福島第二原子力発電所からの輸送数量544本(LLW-1型コンテナ
68個)を削減。
・3月における輸送については、福島第一原子力発電所と福島第二原子力発電所
から混載で輸送。
以 上
※1 放射能濃度測定装置
搬出しようとする廃棄体に含まれるコバルト60およびセシウム137につい
て、その放出するガンマ線を廃棄体の外側から測定し、廃棄体の放射能濃度
を求めるための装置。
※2 放射能濃度の評価
日本原燃株式会社低レベル放射性廃棄物埋設センターで埋設処分するにあ
たり、確認する必要がある放射性核種(放出するガンマ線を廃棄体の外側か
ら測定できるコバルト60やセシウム137を除く)の放射能濃度について評価
することとなっており、この評価は、コバルト60やセシウム137の測定値に
当該の放射性核種との濃度比を乗ずること等により求められる。
なお、評価に用いる濃度比等の値は、平成9年度までに発生した廃棄物に
ついては国により値が既に定められているが、それ以降に発生した廃棄物に
ついては、この値から変動が無いことを事業者が評価し、その結果について
国から確認を受ける必要がある。
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