平成17年10月21日
東京電力株式会社
当社が約7割の土地を所有する尾瀬が、本日、環境省により「ラムサール条約(注)
湿地」の候補として選定されました。
当社は、経営の重点課題として「環境重視型社会の構築」を掲げ、さまざまな取り
組みを行っております。とりわけ、尾瀬については、わが国を代表する貴重な自然資
源として、約20kmに及ぶ木道の整備、荒廃した湿原の回復作業など、約40年にわたり、
地域の皆さまとともに保護活動に取り組んでおります。
このたび、尾瀬が国際的に重要な湿地として「ラムサール条約湿地」の候補に選定
されたことは、これまでの当社と地域の皆さまの取り組みが、お役に立ったものと考
えております。
今後、11月8日から15日までウガンダ共和国で開催される「第9回ラムサール条約
締約国会議」において、「ラムサール条約湿地」として登録される見込みです。
当社は、引き続き、尾瀬の自然環境保全をはじめ、環境重視型社会の構築に貢献し
てまいります。
以 上
(注)ラムサール条約(特に水鳥の生息地として国際的に重要な湿地に関する条約)
昭和46年にイランのカスピ海湖畔の町ラムサールで採択された、湿地の保護と
そこに生息する動植物の保全を促し、湿地の賢明な利用(Wise Use)を進める
ことを目的とする条約。当初は水鳥に注目した条約であったが、湿地の重要性に
対する認識の高まりとともに、平成11年の第7回会議において、広く生態系の保
全に重要な湿地に対象を拡大し、平成17年までに登録数を倍増する目標をたてて
いる。条約締約国は146か国(平成17年9月現在)で、日本は昭和55年に加入して
いる。
添付資料
・(別紙)当社の尾瀬における自然保護活動について(PDF 126KB) |