プレスリリース 2005年

定期検査中の福島第一原子力発電所2号機の発電開始について

                            平成17年7月4日
                            東京電力株式会社

 当社・福島第一原子力発電所2号機(沸騰水型、定格出力78万4千キロワット)
は、平成17年4月18日以来、第21回定期検査を実施してまいりましたが、7月4
日午前7時11分発電を開始いたしました。
 今後、定格出力まで発電量を増加させたのち、所管官庁の総合負荷性能検査を
受け、8月上旬頃に定期検査を終了する予定です。

 今回実施した主な工事は、以下の通りです。

 (定期検査中に実施した主な工事)

1.燃料集合体の取替え
   燃料集合体548体中92体を取り替えました。
2.高経年化対策の長期保全計画に基づく点検(注)
   当社は、運転開始以来30年を経過するプラントに対して、高経年化対策技
  術評価及び必要な追加の保全処置(長期保全計画)を実施することとしてお
  りますが、2号機(昭和49年7月運転開始)に対し、長期保全計画に基づき、
  原子炉格納容器鋼板の肉厚測定、コンクリート構造物の強度確認などを行い、
  健全性を確認いたしました。

                                  以 上


(注)高経年化対策の長期保全計画に基づく点検
   原子力発電所の高経年化対応について、当社は福島第一原子力発電所2号機
  が30年目を迎える段階で、安全に関わる機器等を対象として長期間の運転を想
  定した技術評価を行いました。
   この結果、高経年化に対応した適切な保全を追加的に行うことにより、プラ
  ントの健全性は確保されることを確認しました。

   技術評価で抽出された主な点検項目は以下の通りです。

  ・熱交換器の肉厚測定等
  ・原子炉格納容器鋼板の代表部位の肉厚測定
  ・高圧蒸気タービン車軸の動翼固定部の超音波探傷検査
  ・コンクリート構造物(原子炉ペデスタル)の強度確認

   なお、高経年化対策については今回の定期検査から計画的に実施し、定期
  的に再評価を行っていくこととしております。


<参考>当社原子力発電所の現況

福島第一・1号機( 46万キロワット)      定期検査中
     2号機( 78万4,000キロワット)   7月4日から発電開始
     3号機( 78万4,000キロワット)   運転中
     4号機( 78万4,000キロワット)   定期検査中
     5号機( 78万4,000キロワット)   調整運転中
     6号機(110万キロワット)      運転中

福島第二・1号機(110万キロワット)      運転中
     2号機(110万キロワット)      運転中
     3号機(110万キロワット)      定期検査中
     4号機(110万キロワット)      定期検査中

柏崎刈羽・1号機(110万キロワット)      定期検査中
     2号機(110万キロワット)      運転中
     3号機(110万キロワット)      運転中
     4号機(110万キロワット)      運転中
     5号機(110万キロワット)      定期検査中
     6号機(135万6,000キロワット)   運転中
     7号機(135万6,000キロワット)   調整運転中

 これにより、停止中のプラントは、6基、合計564.4万キロワット、運転中の
プラントは、11基、1,166.4万キロワットとなります。

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