(コメント)
平成17年6月29日
東京電力株式会社
社長 勝俣 恒久
本日、福島県知事より、当社・福島第一原子力発電所1号機の再起動に対し、
ご理解を賜りました。
これにより、平成14年8月に明らかになりました当社の原子力不祥事以降、計
画的に停止し、点検・補修を実施してまいりました当社原子力発電所17基につき
まして、全号機が運転再開できる運びとなりました。
この間、立地地域をはじめとする社会の皆さまに多大なるご心配、ご負担をお
かけいたしました。ここにあらためて深くお詫び申しあげますとともに、とりわ
け今日に至るまで多大なご支援とご尽力を賜りました立地地域の皆さまや節電に
ご協力いただきました多くのお客さまに、心より厚く御礼申しあげます。
これまで当社は、一連の不祥事の反省に立ち、「4つの約束*」の実現を社会
的使命として位置づけ、情報公開を強力に推し進めることはもとより、徹底した
プラントの安全確保をはじめ、安全・品質管理の改善や、企業倫理遵守の徹底、
安全文化の醸成と定着に邁進してまいりました。
このたびの全号機運転再開にあたり、この3年近くの間に得られた貴重な教訓
を、協力会社も含めた全職員一人ひとりの心に深く刻み込み、今後とも不退転の
決意をもってさらなる改善と品質の向上に努め、安全であることはもとより、ご
信頼いただける原子力発電所を目指して、たゆまず取り組んでまいります。
以 上
*4つの約束
・情報公開と透明性確保
・業務の的確な遂行に向けた環境整備
・原子力部門の社内監査の強化と企業風土の改革
・企業倫理遵守の徹底
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