平成17年2月7日
松下電工株式会社
東京電力株式会社
松下電工株式会社(本社:大阪府門真市、社長:畑中浩一)と東京電力株式会
社(本社:東京都千代田区 社長:勝俣恒久)は、このたび、共同開発した信号
処理技術[注1]を採用することにより、昨年7月に松下電工が発売した「パワナ
ビユニット」に、携帯電話やパソコンにより家電製品の運転・停止操作ができる
「遠隔操作機能」を付加した『ネットワークコントロール付パワナビユニット』
の技術を開発いたしました。
「パワナビユニット」は、内蔵された電流センサーが電気の使いすぎを自動的
に検知して音声でお知らせするとともに、電気の契約容量を超えて電気を使いす
ぎた場合には、JEM-A端子[注2]を装備している家電製品(エアコンや電気式床
暖房など計4台まであらかじめ指定が可能)を自動的に停止させ、電気の使用量
が減少すると、自動的に運転を再開させる「デマンドコントロール機能」を持っ
た機器です。
このたび技術開発した『ネットワークコントロール付パワナビユニット』は、
従来の機能に加え、携帯電話やパソコンからインターネット網にアクセスするこ
とを通じて、JEM-A端子を装備している家電製品の運転・停止操作のほか、運転
状況を確認することが可能となります。これにより、さらに便利で快適に電気を
ご使用いただくことができるようになり、とりわけ、オール電化住宅の利便性が
向上いたします。
今後は、パソコンで設定したスケジュール(日単位・月単位)に基づいて家電
製品の運転・停止を制御する「タイマー制御機能」と、パソコンに1日の時間帯
ごとの電気の使用状況を表示する「エネルギー表示機能」について実証実験を行
い、さらに機能を充実させていく予定です。
この『ネットワークコントロール付パワナビユニット』を搭載した住宅分電盤
については、2月9日から開催される「ENEX2005」[注3]でご紹介いた
します。また、今年の秋に、松下電工から発売する予定です。
松下電工は、今後もお客さまのニーズにお応えする高機能の住宅分電盤を幅広
く開発・販売してまいります。
また、東京電力は、このたび技術開発した『ネットワークコントロール付パワ
ナビユニット』をはじめ、安全で効率的な電気の使い方をご提案するとともに、
「安全・安心・快適・便利な生活」を実現するオール電化住宅を積極的にお勧め
してまいります。
以 上
[注1]信号処理技術:
一つの機器に対して、インターネットからの遠隔操作信号とデマン
ドコントロール信号を組み合わせ、さらにそれら2つの信号が同時に
送られた場合、デマンドコントロール機能を優先させることができる
技術。(5ページ参照)
[注2]JEM-A端子:
日本電機工業会(JEMA)の統一規格に適合したHA(ホームオートメ
ーション)端子。ON・OFFのA端子と、制御を含めたS端子がある。
[注3]ENEX2005:
・名 称 ENEX2005 第29回地球環境とエネルギーの調和展
・目 的 省エネルギー・新エネルギーを通じ、未来のビジネス
モデル・ライフスタイルを創造する
・テ ー マ 「ここから、省エネルギー・新エネルギー、そして地
球の未来を」
・主 催 財団法人 省エネルギーセンター
・期 間 平成17年2月9日(水)〜11日(金)
・東京会場 東京ビッグサイト 西1ホール
添付資料
・参考1:開発者(PDF 11.4KB)
・参考2:『ネットワークコントロール付パワナビユニット』の主な特長(PDF 93.6KB)
・参考3:『ネットワークコントロール付パワナビユニット』のシステム構成イメージ図(PDF 54.8KB) |