平成16年7月29日
東京電力株式会社
当社はこのたび、「地球と人とエネルギー 〜TEPCO環境行動レポート2004〜」
を発行いたしました。このレポートは、環境に関する情報開示資料として1992年
度から毎年公表しており、今回で13冊目となります。
本レポートは、2001年度から「環境」以外に「社会」「経済」の要素を加えるな
ど、毎回、内容の充実を図っておりますが、今年のレポートでは、原子力について
皆さまとともに考えていくための特集を掲載いたしました。具体的には、昨年の原
子力発電所の運転停止による環境・社会・経済への影響をあらためて整理し、原子
力に関係する情報をわかりやすくご紹介するとともに、昨年版でご報告した信頼回
復へ向けた「4つの約束」の履行状況について特集しております。
また、当社は、エネルギーの最適サービスを通じて豊かな環境の実現に貢献する
ことを経営理念として、さまざまな社会的な課題に取り組んでおり、こうした取り
組みについて、会社発足以来のあゆみと今後の方向や将来ビジョンを「持続可能な
発展に向けたロードマップ」として取りまとめました。
さらに、本レポートの作成にあたっては、従来から読者の皆さまや東京電力環境
顧問会(注1)のご意見をいただきながら進めておりますが、さらなる信頼性確保
のため、今回よりNPOの方々からもご意見をいただき、環境経営のあり方の検討
やレポートの作成に反映させていただくとともに、昨年度当社が参加した環境経営
格付機構による「2003年度環境経営格付(注2)」の結果についてもご紹介してお
ります。
なお、「資料編」など一部の資料を「インターネット版環境行動レポート」とし
て当社ホームページ内(http://www.tepco.co.jp/eco/report04/index-j.html)に
掲載するほか、本レポートのポイントをわかりやすくまとめたパンフレット「TEPCO
環境ハイライト2004」を作成するなど、情報提供ツールの多様化にも取り組んでお
ります。
2004年版環境行動レポートの主な特徴は、別紙の通りです。
以 上
(注1)東京電力環境顧問会: 社外の第三者である有識者・専門家の方々など
を委員とし、当社の環境問題への取り組みなどに
ついて助言・指導をいただく会合。(1993年度よ
り毎年開催)
(注2)環境経営格付 : 持続可能な社会の構築と地球環境の改善に貢献
するために、事業者の環境経営(サスティナビリ
ティ経営)について行う格付け。日本の国情や文
化に根ざした視点で対話型の審査を取り入れ、よ
り公平な格付けを目指している。
添付資料
・別紙1:TEPCO環境行動レポート2004の特徴(PDF 13.2KB)
・別紙2:主な環境指標の実績および将来目標(PDF 28.8KB) |