平成16年6月9日
東京電力株式会社
当社は、このたびGNF(注)−J社を通じてGNF−A社より、米国内において
取替用新燃料集合体を積載した陸上輸送用トレーラー1台が強風のため、横転した
という連絡を受けました。
GNF−A社によると、当社・柏崎刈羽原子力発電所7号機向け取替用新燃料集
合体(128体)の成型加工の委託先であるGNF−A社は、完成した当該燃料を日
本に輸送するため、同社ウィルミントン工場(ノースカロライナ州)から、西海岸
の積出港までの陸上輸送中、現地時間6月8日午前3時30分(日本時間:同日午後
6時30分)、輸送していたトレーラー11台のうち1台が、ユタ州内の高速道路上に
おいて強風のため横転いたしました。このトレーラーには12体の燃料集合体が積載
されておりました。
今回の事故により、火災や放射能漏れはありませんでした。なお、事故車を除く
トレーラー10台については、輸送を継続しております。
当社といたしましては、今後、事故の詳細な状況把握を実施してまいります。
以 上
(注)GNF(グローバル・ニュークリア・フュエル社)
沸騰水型原子力発電所(BWR)で使用される原子燃料の製造を行う米国GE、
東芝、日立製作所による合弁持ち株会社。「−J社」はジャパンの略で神奈川
県横須賀市にて燃料成型加工工場を操業。「−A社」はアメリカズの略で米国
ノースカロライナ州ウィルミントンにて燃料加工工場を操業。
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