平成16年3月29日
東京電力株式会社
当社は、台湾においてIPP事業を行うために設立された「星能電力公司」と「森
霸電力公司」の2社が行っているIPPプロジェクトに参画いたしておりますが、本
日、両社が建設を進めてきた「彰濱火力発電所」と「豊徳火力発電所」がそれぞれ営
業運転を開始いたしました。
彰濱火力発電所は星能電力公司が台湾中部の彰化県に、豊徳火力発電所は森霸電力
公司が台湾南部の台南県に建設した、それぞれ出力が49万kW、98万kW(49万kW×2基)
のガスコンバインドサイクル発電所で、平成13年12月から着工し、当初予定より1か
月早く営業運転を開始いたしました。発電した電力は、今後25年間にわたって台湾電
力に全量販売いたします。
当社は、建設開始当初よりこれまでに合計9名の技術者を派遣し、ガスコンバイン
ドサイクルに関する技術やノウハウなど、これまで国内で培ってきた当社技術力を本
プロジェクトで活用してまいりました。営業運転開始後も引き続き2名の技術者が発
電所に駐在し、発電所の効率的な運営に貢献してまいります。
なお、当プロジェクトに対しては、当社の100%子会社であるテプコインターナショ
ナル社が星能電力公司に対して約22億円、森霸電力公司に対して約44億円を出資いた
しております。
当社は、今回の台湾でのプロジェクトのほか、ベトナム、オーストラリア、アラブ
首長国連邦における火力発電事業や、日米欧で風力発電事業を行っているユーラスエ
ナジーホールディングスへの参画などを行っておりますが、今後も新たな成長・発展
をめざし、海外事業に積極的に取り組んでまいります。
以 上
<参考資料>「彰濱・豊徳IPPプロジェクトの概要」(PDF 53.9KB) |