プレスリリース 2004年

福島第二原子力発電所4号機タービン建屋における作業員搬送後の調査状況等について

                            平成16年3月28日
                            東京電力株式会社

 当社福島第二原子力発電所4号機(沸騰水型、定格出力110万キロワット)は、
平成15年2月1日より第12回定期検査を実施しておりますが、平成16年3月26日
午前9時20分頃、タービン建屋2階のビニールシートで覆われた原子炉再循環系
配管等の廃材処理作業エリア内において、協力企業の作業員2名が倒れたため、
ただちに救急車を要請し、病院へ搬送いたしました。作業員が倒れた時の状況に
ついて調査した結果、作業エリアに入る際にエアラインマスクを装着した後、意
識を失い倒れたことが確認されました。(平成16年3月26日お知らせ済み)

 2名の作業員は現在も入院中ですが、一人で歩行や食事ができるようになって
きております。

 その後の調査の結果、エアラインマスクに空気を供給する系統には、窒素を供
給する系統と接続されている部分(注)があり、この接続部は仕切弁および逆止
弁の二つの弁で遮断されているものですが、これらの二つの弁において漏えいが
確認されました。
 これにより、エアラインマスクに空気を供給する系統に窒素が混入し、酸素濃
度が低下したため、酸素欠乏により意識を失い倒れたものと推定いたしました。
 本件は、法令に基づく国への報告対象となるものです。

 なお、エアラインマスクへの空気供給については、専用の空気供給機で行うこ
とといたします。

                                 以 上

(注)空気を供給する系統と窒素を供給する系統が直接接続されているのは、当
   社では当該号機のみである。

[別紙]福島第二原子力発電所4号機 所内用圧縮空気系 概略図(PDF 25KB) 


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