ブロードバンド向けサイエンスエデュテイメントコンテンツの制作・提供に関するコンソーシアムの結成について 〜生命の進化の過程を疑似体験する「仮想地球生命圏Virtual Biosphere」を提供〜
平成15年12月2日 株式会社小学館 株式会社小学館(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:相賀昌宏)、株式会社ネットアドバンス(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:相賀昌宏)、東京電力株式会社(本社:東京都千代田区、取締役社長:勝俣恒久)、レコードマネジメントテクノロジー株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:金山克己)、株式会社サイエンスウエブ(本社:東京都中野区、代表取締役:寺門和夫)の5社は、このたび、ブロードバンド向けサイエンスエデュテイメント(注1)コンテンツ「仮想地球生命圏Virtual Biosphere」の制作・提供においてコンソーシアム(名称:科学教育コンテンツ振興コンソーシアム)を結成いたしました。 当コンソーシアムでは、「科学する楽しさ」を体験の中で学ぶブロードバンド向けサイエンスエデュテイメントコンテンツとしてシリーズ展開を予定しておりますが、今回の「仮想地球生命圏 Virtual Biosphere」は、その第一弾として制作・提供するもので、生命の進化の過程を疑似体験できる内容となっています。具体的には、カンブリア紀大爆発(5億4000万年前)から現在に至るまでの地球に生命が誕生し多様な進化をとげる過程を、そこに生息する動物や植物の様子とその時代の地球環境を合わせて見ることにより、環境が生態系に与える影響をリアルタイムにライブカメラを覗いているかのように疑似体験しながら学ぶことができます。当コンテンツは、今月中に具体的な技術検証などを開始し、来年4月を目途に各プロバイダーなどを通じて展開していく予定です。 今後はさらに、宇宙、地球、テクノロジーなど、科学分野全般にわたり、様々なコンテンツの展開も予定しております。 当コンソーシアムにおける各社の主な役割は、ネットアドバンスがサービスの提供主体となり全体のプロジェクトプロデュース及び実際の事業運営を行い、小学館がコンテンツの提供・企画協力を行います。また、レコードマネジメントテクノロジーがコンテンツの制作、サイエンスウエブが企画・監修を担います。さらに東京電力が、光ファイバ事業で培ったノウハウやコンテンツ配信の技術支援を行うとともに、東京電力グループの株式会社パワードコムがコンテンツ配信プラットフォーム(Powered Stream:パワードストリーム)を提供いたします。 また、当コンソーシアムでは、今回のサービス展開を通じて、光ファイバサービスの普及拡大と高速通信を活かした科学教育系大容量コンテンツの拡充に向けて、各家庭や教育機関等へのマーケティング手法、出版社の特長を最大限に活かす出版物とのタイアップ企画等によるメディアミックスのPR効果を含め、今後の新たな事業展開を含めたビジネスモデルについても検証してまいります。 なお、当事業は、財団法人デジタルコンテンツ協会(注2)が経済産業省より補助金交付決定を受け実施する「平成15年度ブロードバンドコンテンツのブレークスルー技術等開発支援事業」(注3) の対象として認定されております。 以 上 (注1)エデュテイメント: 教育(Education)と娯楽(Entertainment)の合成語で、エデュケーショナル・エンターテイメント (educational entertainment)の略称。教育とゲームの両方の要素を持つ中間的なソフトで、ゲームをプレイするように、楽しみながら学習を進めることができるように工夫されているのが特徴。 (注2)財団法人デジタルコンテンツ協会: 21世紀の情報化社会をリードする良質なデジタルコンテンツの制作、流通、利活用を推進することにより、これに関わる産業の健全な発展を促すとともに、文化の向上と快適かつ心豊かな国民生活の実現及び国際貢献に資する事を目的とし、平成13年4月に設立。 (注3)ブロードバンドコンテンツのブレークスルー技術等開発支援事業: 財団法人デジタルコンテンツ協会が、経済産業省より補助金の交付を受け実施する情報通信基盤整備事業の公募を行ったもの。公募については、コンテンツ制作補助ではなく、事業化を目的としたものを対象とし、ブロードバンドコンテンツ市場の活性化に大きく寄与するような提案とした。
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