平成15年6月16日
東京電力株式会社
当社・福島第一原子力発電所3号機(沸騰水型、定格出力78万4千キロ
ワット)については、国の平成14年度第4回保安検査において、経済産業
省原子力安全・保安院より保安規定第67条(原子炉停止中の制御棒1本引
き抜き)第2項*1及び第3項*2に違反しているという結果に伴う改善
指示(注)を受けました。(5月19日お知らせ済)
本日、この指示に基づき報告書をとりまとめ、原子力安全・保安院に提
出いたしましたのでお知らせいたします。
当社といたしましては、保安規定に違反するという原子力安全・保安院
の厳しい評価結果を真摯に受けとめ、着実に再発防止対策に取り組んでま
いります。
以 上
<添付資料>
・福島第一原子力発電所3号機における保安規定違反事象と再発防止対策概要(PDF 13.1KB)
(注)
「福島第一原子力発電所保安検査結果について(改善指示)」
(平成15年5月19日付)
*1:保安規定第67条第2項(要約)
原子炉停止中の制御棒1本の引き抜きを行う場合に、引き抜かれた
制御棒が1本ある場合には、2本目の制御棒が選択できないインタ
ーロックが作動していることを作業毎に確認すること。
*2:保安規定第67条第3項(要約)
運転上の制限を満足していないと判断した場合、満足していないと
判断した項目を満足させる措置を速やかに開始すること、挿入可能
な全ての制御棒の全挿入操作を速やかに開始すること、および全挿
入位置にある制御棒を引き抜かないこと。
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