プレスリリース 2003年

サハリン2プロジェクトのLNG購入に関する基本合意書の締結について

                              平成15年5月19日
                              東京電力株式会社

 当社は本日、サハリン2プロジェクトからのLNG購入について、売主であるサハ
リン・エナジー・インベストメント社と、基本合意書(HOA:Heads of Agreement)
を締結いたしました。

 サハリン2プロジェクトは、サハリン島沖合の天然ガス・原油鉱区であるピルトン・
アストフスコエ鉱区およびルンスコエ鉱区を開発する新規のプロジェクトであり、2
系列(最大生産能力960万トン/年)のLNGプラントの建設が計画されています。当
社にとって本プロジェクトは、長期契約としては9番目に導入するLNGプロジェク
トとなります。

 当社のLNG調達を巡る環境は、電力・ガス市場における規制緩和の進展や地球環
境問題への対応などにより変化しつつあります。今回の合意内容は、買主オプション
数量の導入やFOB条件とすること等により、こうした環境変化にも対応すべく、従
来のLNG売買の契約条件を上回る柔軟性と経済性を備えたものとなっております。

 今後は、今回の基本合意書の内容に基づき来年4月を目途として売買契約書を締結
するべく、継続して協議を行う予定です。


           基本合意された主な契約条件

 1.契約当事者 :売主…サハリン・エナジー・インベストメント社  
          買主…東京電力株式会社

 2.契約期間  :2007年4月から22年間
          (2007、2008年度は立上がり期間)

 3.契約数量  :基本数量 年間120万トン、および買主オプション数量

 4.受渡条件  :FOB(当社がLNG船を手配しLNGを輸送)

                                  以 上

<参考:概要(PDF 21.4KB)
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