プレスリリース 2003年

平成15年春季交渉について

                             平成15年3月13日 
                             東京電力株式会社 


  平成15年賞与について、本日午後2時、東電労組との間で、以下のとおり妥結い 
たしました。 


        半期 一人当たり  1.5か月+289,000円 

        ・  昨年は1.5か月+310,000円 
        ・  支給月数は 4.53か月で昨年に比べ0.13か月分の減 
        ・  年間総額は 1,740,000円で昨年に比べ23,000円の減 


  電気事業においては、新規事業者の参入や自家用発電設備の導入など、あらゆる 
需要分野で競争が急速に進展しており、今後も電力小売自由化範囲の拡大等により、 
さらなる競争の熾烈化が予想されております。当社は、一連の原子力問題によって 
失われた信頼を早期に回復するために、全社一丸となって再発防止対策の実施に取 
り組んでおりますが、厳しい競争に勝ち残るためには、信頼の回復とともに、聖域 
なく経営効率化を推進し、経営体質を強化していくことが不可欠となっております。 
賃金・賞与についても、このような観点から競争に耐えうる総人件費の視点に立っ 
て決定していく必要があります。 
  今年の交渉は、こうした極めて厳しい情勢の下で行われ、組合は、経営諸課題へ 
の組合員の努力と実績を考慮すべきであり、本格化する競争の進展に対応するため 
には、組合員の協力とロイヤリティの維持が不可欠であると主張し、交渉は難航を 
極めましたが、最終的に以上のとおり妥結をみるにいたりました。 

(参考)  
 ・今次交渉においては、昨年に続き組合からベースアップ要求はありません。 
  平成12年以降ベアゼロで妥結しておりますので、4年連続のベアゼロになりま 
  す。 

                                 以  上 





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