プレスリリース 2003年

ベトナム「フーミー第2火力発電所第2期プロジェクト」の建設着工について〜2004年9月運転開始をめざして、天然ガスACC火力発電所の建設工事を開始〜

                              平成15年1月8日 
                              東京電力株式会社 


 当社と住友商事株式会社、EDF(フランス電力公社)からなるコンソーシアムは、 
ベトナム初のIPP事業である「フーミー第2火力発電所第2期プロジェクト」にお 
いて、本日、2004年9月の運転開始をめざして、天然ガスACC(改良型コンバイン 
ドサイクル)火力発電所の建設工事を開始いたしました。 
 なお、本日現地では、ベトナム工業省ハイ大臣などの政府関係者、地元代表者、銀 
行関係者など約200名が参加して起工式が行われ、当社からは白川進常務が参加いたし 
ました。 

 本プロジェクトは、ベトナム政府が実施した国際競争入札を経て、当コンソーシア 
ムが2001年9月にプロジェクト契約に調印し、「メコン・エナジー社」を設立してプ 
ロジェクトに取り組んでまいりました。当社はこれまで、「メコン・エナジー社」に 
対して発電所設計内容の精査などを行ってまいりましたが、今後は火力・土木のエン 
ジニア(5名)を派遣して発電所の建設に取り組むとともに、運転開始後はEDFと 
ともに技術支援契約に基づきサポートを行う予定です。 
 本プロジェクトは、同国初の100%外資によるBOT方式(注)民活発電プロジェク 
トであり、ホーチミン市の南東約50kmの沿岸(バリアブンタウ省)に出力71.5万kWの 
火力発電所を建設するものです。発電方式には、当社がノウハウを保有する改良型コン 
バインドサイクル(ACC)発電を採用し、世界最高水準の熱効率をめざすとともに、 
主燃料としてベトナム・ナムコンソンガス田から産出される天然ガスを使用する計画で 
す。なお、発電した電力はベトナム電力公社に全量を販売し、運転開始から20年後に発 
電設備をベトナム政府へ譲渡します。 

 当社は現在、本プロジェクトの他に、台湾の2つのIPP事業(彰濱プロジェクト、 
豊徳プロジェクト)やオーストラリア「タロング・ノース発電事業」の4つの海外IP 
P事業に取り組んでおりますが、今後も、引き続き当社のノウハウを活用できる海外事 
業に積極的に取り組んでまいります。 

                                    以 上 

(注)BOT方式:民間企業がプロジェクトを建設(build)・運営(operate)し、事業 
   期間終了後、ホスト国にそのプロジェクトを譲渡(transfer)する方式 


・参考(PDF 37.9KB)


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