平成14年9月20日
東京電力株式会社
当社は、去る9月17日に、当社原子力発電所の点検・補修作業に係るGE社
指摘事項29件に関する調査結果を公表いたしましたが、このたびの問題の反
省を踏まえ、当社の原子力部門が自主的に過去の点検・補修作業について調
査を実施しておりましたところ、新たに不適切な取り扱いの疑いのある事案
が8件あることが判明いたしましたので、本日、経済産業省原子力安全・保
安院に報告いたしました。今後は、社内の調査委員会においてさらなる調査
をすすめてまいります。
8件の事案の概要は別紙のとおりです。
いずれも原子炉再循環系配管に関するものですが、5件についてはすでに
工事計画の届出を行い新しい配管へ取替済です。残りの3件については、い
ずれも過去において自主的に行った超音波探傷試験(UT)においてひびの徴候
を発見しましたが、定期検査時にひびの徴候が進展していないこと、あるい
は極めて進展がゆるやかなことをUTによって確認しております。さらに、そ
の都度強度評価を行い、安全上問題がないことを確認しております。
立地地域ならびに広く社会の皆さまに対し、ご迷惑とご心配をおかけいた
しますことを心よりお詫び申しあげますとともに、今後も徹底した調査をす
すめてまいります。
以 上
<別紙>原子炉再循環系配管の調査概要(PDF 561KB)
<参考>原子炉循環系配管(PDF 109KB)
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