プレスリリース 2002年

当社原子力発電所における点検・補修作業に係わる不適切な取り扱いの調査について



                          平成14年8月29日
                          東京電力株式会社


 当社は、1980年代後半から90年代にかけてGeneral Electric 
International Inc.(GEII、以下GE社)が行った当社の原子力発電所の
点検・補修作業において、ひびやその兆候で未公表のものや、修理記録
等における虚偽の記載など、不適切な取り扱いが行われた可能性がある
との指摘を、点検・補修作業を実施したGE社から受けました。
 これを契機に当社は、本年5月末に社内調査委員会(委員長:副社長 
勝俣恒久)を設置して、厳正かつ徹底した調査を行ってまいりました。

 これまでのところ、不適切な取り扱いが行われた可能性がある事例と
しては29件を把握しており、その事実関係について本年9月中旬を目途
に全容を解明してまいりたいと考えております。
 このうち、現在も当該機器を使用している3発電所・8プラントについ
ては、調査委員会の設置直後から徹底した安全評価を行い、シュラウド
やジェットポンプなど当該機器の全てについて構造上十分な強度を保ち
安全上支障がないことを確認いたしました。この旨は8月28日に原子力
安全・保安院にご報告いたしました。(別添参考資料参照)

 当社は、今後も、原子力安全・保安院のご指導をいただきながら徹底
して調査を行い、全容の解明を行い次第速やかにご報告いたします。

 電源立地地域をはじめ広く社会の皆さまをお騒がせし、多大なご心配
をおかけすることになりましたことを心からお詫び申し上げます。 

                                                       以上


<資料-1(pdf 19KB)>
<参考資料>現在使用中の機器に関する安全評価について(pdf 473KB)
<参考資料>用語解説(pdf 326KB)


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