プレスリリース 2002年

定期検査中の福島第二原子力発電所2号機の発電開始について



                                                  平成14年7月8日
                                                  東京電力株式会社

 当社・福島第二原子力発電所2号機(沸騰水型、定格出力110万キロワッ
ト)は、平成14年5月7日以来、第14回定期検査を実施してまいりました
が、7月7日午前11時3分、発電を開始いたしました。
 今後、定格出力まで発電量を増加させたのち、所管官庁の総合負荷性能
検査を受け、8月上旬頃に定期検査を終了する予定です。
 なお、この期間中に、中部電力(株)浜岡原子力発電所1号機の余熱除去系
配管の破断の対応として、残留熱除去系蒸気凝縮配管の分岐点に弁を設置
するなどの措置を講じました。

 今回実施した主な工事は以下のとおりです。

(定期検査中に実施した主な工事)

(1)燃料集合体の取替え
    燃料集合体764体中160体を取り替えました。
(2)出力領域計装検出器の取替え
      出力領域計装検出器43本中8本を取り替えました。
(3)制御棒取替工事
    制御棒185本中4本について、廃棄物の発生量の低減を図るため、
   ハフニウムフラットチューブ型制御棒に取り替えました。
(4)放射線モニタ取替え
    保守性の向上を図るため、原子炉建屋換気系等の放射線モニタ及
   び各建屋に設置している放射線モニタを取り替えました。
(5)出力領域計装モニタ盤取替え
    保守性の向上を図るため、出力領域計装のモニタ盤一式をデジタ
   ル型装置へ取り替えました。



(6)その他
    今定期検査前の運転中に、格納容器内高電導度廃液サンプへの流
   量が通常値より若干多かったことについて、原子炉給水系の弁から
   の微少な漏えいと推定しておりました。(1月16日お知らせ済み)
    調査した結果、給水系逆止弁用ドレン弁に異物や錆が噛み込んだ
   ことにより弁のシート部より微少な漏えいが発生したものと判明し
   ました。
    このため、当該ドレン弁の配管を洗浄して異物のないことを確認
   するとともに、当該ドレン弁を新品と交換しました。

                                                            以 上

<参考>当社原子力発電所の現況

福島第一・1号機( 46万キロワット)         運転中
      2号機( 78万4,000キロワット)    運転中
       3号機( 78万4,000キロワット)      運転中
       4号機( 78万4,000キロワット)      運転中
         5号機( 78万4,000キロワット)      運転中
         6号機(110万キロワット)           定期検査中
福島第二・1号機(110万キロワット)           運転中
       2号機(110万キロワット)           7月7日から発電開始
        3号機(110万キロワット)           運転中
         4号機(110万キロワット)           運転中
柏崎刈羽・1号機(110万キロワット)           運転中
      2号機(110万キロワット)           運転中
       3号機(110万キロワット)           運転中
       4号機(110万キロワット)           運転中
       5号機(110万キロワット)           運転中
      6号機(135万6,000キロワット)      運転中
       7号機(135万6,000キロワット)      定期検査中






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