プレスリリース 2002年

本店の防災機能を代替する施設の建設について

~当社事業所として初めて免震工法を採用~



                          平成14年1月17日
                          東京電力株式会社

 当社は、電力の安定供給をはかるため、災害に強い設備づくりに努めると
同時に、迅速な復旧活動を行なうための態勢整備や訓練に取り組んでおりま
すが、このたび、危機管理能力をさらに強化するため、本店と同時に被災す
る可能性が少なく、人員等の輸送機能にも優れ、かつ国の広域防災基地に指
定されている立川基地跡地(東京都立川市)に「本店代替防災施設」を建設す
ることといたしました。着工は明日18日の予定です。

 この防災施設は、本店が地震などで被災した場合に、現在の本店に代わっ
て非常災害対策本部を設置するとともに、中央給電指令所の電力需給のコン
トロール機能と、中央通信所の通信ネットワークの監視・運用機能も代替い
たします。
 また、建物には当社の事業所として初めて免震工法を採用し、1階フロア
ーと地下フロアーとの間に空間を設けて主要な柱に積層ゴムなどの免震部材
を36箇所設置いたします。これにより関東大震災級の地震でも業務に影響を
及ぼさないように揺れを低減できます。

 本防災施設は、平成15年8月の完成を予定しておりますが、これにより当
社の危機管理能力は格段に向上するものと期待しております。

                                                        以 上

※国民保護法の趣旨に則り、保安上の観点から代替防災施設の所在地等につ
 いて一部削除しております。(平成20年9月10日)

                                                       <参 考>
本店の防災機能を代替する施設の概要

1.所 在 地 立川市
2.敷地面積 約4,000m2
3.構  造 地下:鉄筋コンクリート造、地上:鉄骨造
4.階  数  地上7階・地下2階、延べ床面積約1万5,000m2
5.工  期  平成14年1月~15年8月(予定)
6.建物概要
・非常災害対策本部、中央給電指令所、中央通信所などの本店防災代替施設
  を設置
・蓄熱式空調システムを採用するとともに、照明には昼光利用・適正維持シ
  ステムやタイムスケジュール管理を採用
・多摩支店の事業所ではCO2を冷媒に使用した電気給湯機「エコキュート」
  を採用
・営業活動の推進のために見学可能な「電化厨房システム」を社員食堂用の
  厨房に設置
7.免震工法
 ・当社の事業所として初めて免震工法を採用
 ・1階フロアーと地下フロアーとの間に空間を設け、主要な柱に積層ゴム
  などの免震部材を36箇所設置
 ・これによって建築物の固有周期を長周期化して、建物に入る地震エネル
  ギーを小さくして揺れを低減することが可能

                               以 上



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