平成13年12月13日
関西電力株式会社
東京電力株式会社
中部電力株式会社
本日、北海道電力株式会社、東北電力株式会社、東京電力株式会社、中部
電力株式会社、北陸電力株式会社、関西電力株式会社、中国電力株式会社、
四国電力株式会社、九州電力株式会社および沖縄電力株式会社の10社は、
コンテンツ配信にかかる研究会「BBit-Japan(ビビットジャパン)研究会」を
発足いたしました。
現在、インターネットの環境につきましては、急速にブロードバンドアク
セスの普及が進んでおり、電力各社においても、経営資源を活かして、自社
または関係会社によりブロードバンドインターネット事業への進出を順次図
っているところでありますが、光ファイバやCATVをはじめとするブロー
ドバンドアクセスの普及拡大を図っていくうえで、魅力的なコンテンツの提
供は不可欠であるといわれています。
この研究会では、10電力会社が共同で、コンテンツご提供企業への一元
的な窓口機能のあり方や、コンテンツの効率的な配信方法などのコンテンツ
の流通促進方策を検討してまいります。これにより、魅力的なコンテンツの
提供とそれを通じた各社のブロードバンドインターネット事業の発展をめざ
すとともに、各社ごとの取組では困難であったコンテンツの全国配信の実現
にも取り組んでまいります。
今後、関西電力株式会社、東京電力株式会社、中国電力株式会社および九
州電力株式会社の各社で実施しているブロードバンドコンテンツの配信実験
フィールドでの実証もあわせて行い、平成14年3月を目途にコンテンツ配
信のあり方についてとりまとめるとともに、その成果を踏まえコンテンツ配
信にかかる一元的な体制を整備する予定です。また、検討にあたっては、電
力系通信事業者のほか、必要に応じてメーカーやコンテンツホルダにも参加
を呼びかける予定です。
なお、本研究会の名称である、「BBit-Japan」(ビビットジャパン)とは、
ブロードバンド(BB)とITを組み合わせたものであり、お客さまの求め
ることに「ビビッと」反応していきたいという気持ちを込め、命名したもの
です。
以 上
研究会の概要
1.検討項目
(1)コンテンツの調達方策
・コンテンツ収集の窓口機能のあり方
・権利処理対策
(2)コンテンツの各社ネットワークへの分配方策
・コンテンツデータファイル授受形式
・各社へのデータファイル伝送方式
・その他共有化する機能のあり方(Webサイト、課金・認証等)
(3) 各社ネットワーク内での配信技術
・配信プラットフォームの仕様の共通化
・認証・課金システムとの連携方策
・著作権管理技術
(4)「BBit-Japan」のあり方 ~事業法人化に向けて~
・全国連携機能の事業形態と事業化可能性評価
2.実施体制
(1)研究会
主 査 委 員
関西電力 副社長 :森 詳介 北海道電力 理事:佐藤 富士夫
東北電力 情報通信部長:成澤 直弥
北陸電力 取締役:永原 功
副主査 中国電力 通信システム部長:大森 乾司
東京電力 副社長:勝俣 恒久 四国電力 取締役:青木 晃
九州電力 副社長:豊島 令隆
中部電力 副社長:寺澤 宏 沖縄電力 常務取締役:嘉手納 伸
(2)作業部会(研究会の下に設置)
作業部会として ・ビジネスモデル部会
・ネットワーク部会
・配信技術部会 を設置
3.実施予定期間
平成14年3月末まで
4.その他
(1)関西電力、東京電力、中国電力および九州電力で実施中のブロードバ
ンドコンテンツ配信実験の実証フィールドも活用
(2)研究会の成果を報告書としてとりまとめ、一元的な体制整備に反映
以 上
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