プレスリリース 2001年

平成13年度技術開発計画について



                            平成13年4月19日
                                                       東京電力株式会社


  当社はこのたび、平成13年度の技術開発計画をとりまとめました。
 平成13年度は、エネルギー・環境問題を技術で解決し、持続的に発展する社会
を実現するため、『長期的にエネルギーセキュリティを確保し、地球環境をまも
る技術開発』に挑戦してまいります。
 さらに、電力市場自由化の下で競争に勝ち抜くとともに、お客さまに信頼され
選択され続けるため、『当社の競争力を強化する技術開発』、『お客さまへのサー
ビスを拡げる技術開発』に取り組んでまいります。

 今年度の技術開発に関する費用は、552億円(前年度計画比で7.5%減)を予定
しており、テーマ別の主な内容は次の通りです。(各研究内容については4ペー
ジ以降をご参照ください。)

1.『長期的にエネルギーセキュリティを確保し、地球環境をまもる技術開発』
 長期にわたって安価で環境に優しい電気を安定的に提供し、21世紀社会の持続
可能な発展を支えるための技術開発を推進します。
 a.原子力の安全性・経済性向上、原子燃料サイクル関連技術
 b.石炭ガス化複合発電(IGCC)による高効率石炭利用研究
 c.地球温暖化防止、環境負荷低減技術
 d.資源採掘から消費までをトータルで考えた環境性とエネルギー経済の研究
 e.高効率発電を目指した固体酸化物形燃料電池(SOFC)の評価研究

2.『当社の競争力を強化する技術開発』
 設備のメンテナンスコストの削減や業務効率化など、抜本的なコスト低減を目
指す技術開発を推進します。
 a.安全性を十分に確認しながら、設備を寿命まで使い切るための設備診断技
   術と材料技術
 b.ITの活用による生産性向上と通信網構築の低コスト化技術
 c.将来の送電コスト低減を目指す超電導ケーブルの実用性検証

3.『お客さまへのサービスを拡げる技術開発』
 お客さまのお役に立つ、効率がよく環境性に優れるエネルギー利用機器の開発
や、当社が蓄積してきた技術を活用して、事業領域拡大につなげる技術開発を推
進します。
 a.低コスト化や付加機能によるNAS電池の商品性向上
 b.次世代型電化住宅実現に向けた機器開発と各技術の統合
 c.マイクロタービンを使ったハイブリッドバスの運転試験
 d.固体高分子形燃料電池(PEFC)等のオンサイト電源の評価

                                                                  以 上



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