平成13年2月15日
東京電力株式会社
当社は、本日、東通原子力発電所1・2号機新設計画に係る環境影響評
価方法書について、環境影響評価法並びに電気事業法に基づき、下記のと
おり経済産業大臣勧告をいただきました。
今後、大臣勧告の内容を踏まえるとともに、地元住民の皆さまや青森県
知事のご意見を最大限配慮し、4月から環境現況調査を開始することを予
定しております。また、その結果につきましては、環境影響評価準備書に
とりまとめて提出してまいります。
記
1.相当数の作業船などが長期間工事を実施することが想定されることか
ら、作業船などから排出されるばい煙による大気質への影響について、
必要に応じその影響に係る項目について選定し、調査、予測及び評価を
行うこと。
2.対象事業実施区域には、ゴマシジミなど重要な種が生息・生育してい
ることから、工事の実施に伴う動植物や生態系に及ぼす一時的な影響に
ついて、必要に応じ調査、予測及び評価を行うこと。
3.対象事業実施区域周辺の海域は、サケ等の好漁場となっていることか
ら、工事の実施に伴う魚等の遊泳動物に及ぼす一時的な影響について、
必要に応じ調査、予測及び評価を行うこと。
4.対象事業実施区域の前面海域における遊魚船等の利用状況を把握し、
必要に応じ前面海域からの景観について、調査、予測及び評価を行うこ
と。
以上
<計画の概要>
名 称:東通原子力発電所1・2号機(計画中)
所 在 地:青森県下北郡東通村大字小田野沢
出 力:138万5千キロワット×2基
原子炉型式:軽水減速、軽水冷却、沸騰水型(改良型BWR)
工 期:着 工 平成17年度
運転開始 1号機 平成22年度
2号機 平成22年度以降
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