「電気の史料館」の建設について
~電気事業の技術や電力設備を展示する史料館を創立50周年である本年秋にオープン~
平成13年2月8日
東京電力株式会社
当社は、これまで収集してきた電力技術や電力設備、電気事業に関連する史料を広く
一般のみなさまにご覧いただくため、当社の技術開発センター内に「電気の史料館」を
建設いたします。オープンは創立50周年である本年秋を予定しています。
当史料館は、日本の電気事業がエネルギーセキュリティを確保しつつ、環境問題に配
慮しながら、電力供給の安定性や効率性を追求し続けた100年以上の歴史や、電力・電
機産業が担ってきた発電機や変圧器などの「もの作り」の重要性を、実物の展示を通し
てご理解いただくことをめざしたものです。概要については、以下のとおりです。
o設置場所 技術開発センター内(既設建物を改修して建設)
住所:神奈川県横浜市鶴見区江ヶ崎4-1
o開館時期 平成13年秋(予定)
o展示面積 約4,000平方メートル(1・2階の2フロアー)
o展示内容
(1)目的
「明治以来引き継がれてきた『電気作りの精神』を現代に伝え、次の時代に語
り継いでいく」を基本コンセプトに、日本の暮らしや経済を支えてきた電力技術
や設備と、それらの建設・運用・維持への苦労や努力を、歴史を追いながら実物
の展示を通して、次世代を担う若者を含めた広く一般のみなさまや学識者の方々
にご理解いただくこと。
(2)主な展示物
・エジソン式直流発電機
・信濃川発電所縦軸フランシス水車発電機
・千葉火力発電所1号タービン発電機
・塔之沢線送電鉄塔(わが国最初の鉄塔送電)
・皇居正門石橋飾電燈
・20世紀初頭の電気自動車 など約500点の実物を展示予定
(3)その他
・公立の博物館と同程度の入館料(金額は未定)をいただく予定
以 上
|