プレスリリース 2000年

福島第二原子力発電所4号機の手動停止について



                              平成12年7月25日          
                              東京電力株式会社          


 当社・福島第二原子力発電所4号機(沸騰水型、定格出力110万キロワット)は、定格出
力で運転中のところ、放射線監視モニタ(復水器と活性炭ホールドアップ装置との間
に設置されているモニタ)の指示に増加傾向が認められました。このため、原子炉水
中のよう素濃度を測定したところ、よう素濃度にも増加が認められました。
 測定されたよう素濃度は、保安規定の制限値を十分下まわっており、安全上問題の
ない値ではありますが、燃料からの漏えいの可能性が考えられることから、念のため
原子炉を停止して原因の調査を行うこととし、本日午後1時より出力降下を開始し、
午後7時頃発電機を解列し、午後11時頃原子炉を停止する予定です。
 なお、本事象による外部への放射能の影響はありません。
 また、資源エネルギー庁による国際原子力事象評価尺度(INES)暫定評価では、
0-とされております。

                                   以 上
        
                     








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