平成12年7月24日
東京電力株式会社
すでにお知らせいたしましたとおり、当社福島第一原子力発電所2号機
(沸騰水型:定格出力78万4千キロワット)は、定格出力で運転中のとこ
ろ、23日午後9時03分にタービンバイパス弁付近からタービン制御油の漏
えいが確認されたため、昨日午後9時17分に原子炉を手動停止いたしまし
た。また、同9時31分に当該弁のタービン制御油供給弁を閉めた結果、漏
えいは止まりました。
さらに、その後同2号機原子炉建屋1階において水たまりを発見いたし
ました。
その後の調査の結果、原子炉建屋1階での水たまりについては制御棒駆
動水圧系制御ユニットからの水漏れであることが判明し、引き続き原因調
査を進めています。
また、タービン制御油の発見に至る過程については、その後の調査によ
り、昨日午後6時頃中央操作室の油面レベル計がわずかに低下傾向にあり
ましたが、午後8時30分頃には中央操作室内での油面レベル計でタンク油
面が徐々に低下傾向にあることを確認いたしました。そのため、午後8時
55分頃に現場調査を開始し、その後同9時03分頃に油の漏えいを確認、同
時刻にタービン制御油タンク油面低の警報が発生したことがわかりました。
今後も引き続き調査を続け、原因と対策がまとまり次第お知らせいたし
ます。
以上
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