プレスリリース 2000年

柏崎刈羽原子力発電所6号機の手動停止の原因と対策について



                         平成12年6月30日
                         東京電力株式会社


 すでにお知らせいたしましたとおり、当社・柏崎刈羽原子力発電所6号
機(改良型沸騰水型、定格出力135万6千キロワット)は平成11年8月16日
以降、監視強化のうえ定格出力にて運転中のところ、平成12年5月28日午
前6時頃より放射線監視モニタ(復水器と活性炭ホールドアップ装置との
間に設置されているモニタ)の指示値および原子炉水中のよう素濃度に増
加が認められました。これらは、安全上問題のない値ではありましたが、
燃料からの漏えいの可能性が考えられましたので、念のため5月29日原子
炉を停止し調査を行っておりました。
(5月28日お知らせ済み)

 その後、燃料集合体全数(872体)の調査を行った結果、燃料集合体2
体から原子炉水中に放射性物質が漏えいしていることを確認しました。
 このため、漏えいのあった燃料集合体を健全なものに取り替えることと
いたしました。

 なお、今回の事象は資源エネルギー庁による国際原子力事象評価尺度
(INES)暫定評価では、0-とされております。


                                                         以  上
     



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