プレスリリース 2000年

柏崎刈羽原子力発電所6号機の手動停止について



                              平成12年5月28日          
                              東京電力株式会社          


 当社・柏崎刈羽原子力発電所6号機(改良型沸騰水型,定格出力135.6万キロワット)は
平成11年8月16日以降、監視強化のうえ定格出力にて運転中のところ<参考>、本日   
午前6時頃より、放射線監視モニタ(復水器と活性炭ホールドアップ装置との間に  
設置されているモニタ)の指示に上昇傾向が見られました。このため、原子炉水中の
よう素濃度を測定したところ、よう素濃度にも増加が認められました。測定された  
よう素濃度は、保安規定の制限値を十分したまわっており、安全上問題のない値では
ありますが、燃料からの漏えいの可能性が考えられるため、念のため原子炉を停止し
て燃料集合体の漏えい検査を行うことといたしました。
 このため、本日午後8時から出力降下を開始、明日午前4時頃に発電を停止、午前
5時30分頃に原子炉を停止する予定です。
 なお、本事象による外部への放射能の影響はありません。


                                  以  上



 <参 考>
 同6号機では定格出力運転中の平成11年8月16日に、放射線監視モニタの指示が
一時的に上昇する事象が発生しておりますが、その後、放射線監視モニタの指示はほぼ
通常状態で安定し、炉水中のよう素濃度にも有意な上昇は確認されなかったことから、
漏えいしていると推定される燃料の出力を抑制する処置を行い、監視強化を行いながら
運転を継続しておりました。







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