福島第一原子力発電所1~3号機における原子炉注水量の低下について(続報7)
平成24年9月2日
東京電力株式会社
福島第一原子力発電所1~3号機については、常用原子炉注水系にて原子炉への注水を継続しているところですが、8月30日午後3時、定時のデータ確認において、1~3号機への原子炉注水量の低下が確認されました。
その後、複数回にわたり注水量の調整を行ってまいりました。
8月31日 お知らせ済 続報・続報2・続報3
9月1日 お知らせ済 続報4・続報5
9月2日 お知らせ済 続報6
○本日(9月2日)午後2時30分より、流量低下の原因調査の一環として、各号機入口の流量調整弁の開度を大きくし、異物の付着を抑制する作業を実施しております。なお、本作業を実施するにあたっては、原子炉へ注水する水の一部をバッファタンクへ戻すことにより、各号機の原子炉注水量は一定に保たれます。
○午後2時における各号機の原子炉注水量および原子炉圧力容器下部の温度は以下の通りです。
(9月2日午後2時時点)
・1号機:4.3m3/h(必要注水量3.8m3/h)、37.2℃
・2号機:6.8m3/h(必要注水量5.4m3/h)、51.6℃
・3号機:6.2m3/h(必要注水量5.4m3/h)、55.0℃
○注水量が低下する原因については、引き続き調査を行ってまいります。
現時点でモニタリングポストの値に有意な変動は確認されておりません。
今後も引き続き、冷温停止状態の維持、プラントの安全確保に万全を期してまいります。
以 上