福島第一原子力発電所1~3号機における原子炉注水量の低下について(続報3)
平成24年8月31日
東京電力株式会社
福島第一原子力発電所1~3号機については、常用原子炉注水系にて原子炉への注水を継続しているところですが、昨日(8月30日)午後3時、定時のデータ確認において、1~3号機への原子炉注水量の低下が確認されました。
8月30日 お知らせ済み
その後、複数回にわたり注水量の調整を行ってまいりました。
○注水量の低下の原因として、流量調整弁に何らかのゴミや異物等が付着している可能性が考えられるため、本日午後6時より順次フラッシング作業を実施しました。
○フラッシング実績とその後の注水量は以下の通りです。
・1号機:19:00~19:30 炉心スプレイ系:2.0m3/h、給水系:3.0m3/h
・2号機:20:14~20:27 炉心スプレイ系:5.0m3/h、給水系:2.0m3/h
・3号機:18:00~18:25 炉心スプレイ系:4.5m3/h、給水系:2.5m3/h
○現在、注水量は必要量を満たしており、引き続き必要量を下回らないように監視を行ってまいります。
○午後9時における各号機の原子炉圧力容器下部の温度は以下の通りで、変化は見られておりません。また、他のプラントパラメータにも有意な変動は確認されておりません。
(8月31日午後9時時点)
・1号機:37.4℃
・2号機:53.5℃
・3号機:55.8℃
現時点でモニタリングポストの値に有意な変動は確認されておりません。
今後も引き続き、冷温停止状態の維持、プラントの安全確保に万全を期してまいります。
以 上