建設工事について
東通原子力発電所1号機につきましては、平成22年12月に原子炉設置許可をいただき、同日申請した工事計画認可(第1回)につきましても、平成23年1月25日に認可されたことから、着工しました。
その後、本格工事(原子炉建屋、タービン建屋の基礎掘削等)に向けた準備を進めていましたが、同年3月11日に発生した東北地方太平洋沖地震の影響により、福島第一原子力発電所における事態の収束を最優先する観点から、同年4月より開始を予定していた本格工事を当面見合わせました。現在も、被害に遭われた皆さまの賠償および福島第一原子力発電所における安定的な施設の維持に全社で全力を挙げて取り組んでいる状況であり、引き続き本格工事は見合わせています。
なお、工事現場においては、工事中の設備の維持・管理や安全・品質を確保するための作業は適宜実施しています。
平成23年3月末における工事の総合進捗率は9.7%です。
【 平成18年11月 準備工事着手前 】
【 平成23年7月 工事現場全景 】
《 工事現場の状況 (平成23年10月撮影) 》
港湾施設の構築状況
電気ケーブルおよび配管ダクトの構築状況
よう壁(土留め用の壁)の構築状況
ろ過水タンクおよび水処理建屋(中央奥の建物)
コンクリート製造設備
- ※
ダクト
発電した電気を送電するためのケーブルや発電所で使用する水や蒸気を送る配管を通すためのコンクリートの構造物 - ※
よう壁
原子炉建屋、タービン建屋等の周辺を海抜10mの高さに整地するための土留め用の壁 - ※
水処理建屋
河川の水をろ過する設備などを収容する建物 - ※
ろ過水タンク
水処理建屋でろ過した水を貯蔵するためのタンク - ※
コンクリート製造設備
原子炉建屋、タービン建屋などの建設に使用する大量のコンクリートを製造する設備