直営作業総合訓練とは
●震災の教訓から発足した4つのチームによる直営技術力強化訓練は、2017年7月で5年目に入りました。これまでの訓練成果を確認するため、2017年6月19日から21日にかけて「直営作業総合訓練」を開催しました。
●これまでに培った技術力をさらに強化するために、ドローン(無人飛行機)空撮による現場確認や、実際の燃料冷却に関わるポンプを模擬した訓練用ポンプを使った対応を行いました。
●大会では4つのチームそれぞれが緊急時に所員自らの手で収束できる応用力が身についてきていることを確認しましたが、 引き続き、「直営技術力」のさらなる向上に努めてまいります。
実施項目
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解体用重機を使ったガレキ撤去
ガレキ撤去・道路復旧チームの実施項目
■道路のガレキ撤去を行うとともに砂利や鉄板で道路を復旧します。
①解体用重機による瓦礫撤去
②陥没箇所の埋め戻し
③埋め戻した箇所への鉄板設置
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モータの据付
モータ取替チームの実施項目
■予備の冷却ポンプ用モータを運搬し、使用できなくなったモータと取り替えます。
①モータの据付
②ケーブル架台の設置
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モータへのケーブル接続
仮設ケーブル接続チームの実施項目
■取り替えたモータへ電源を供給するためのケーブルを布設・接続します。
①ケーブルの端末処理
②ケーブル接続
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ポンプ軸受の取付
冷却水ポンプ復旧チームの実施項目
■津波で水没して使用できなくなったポンプの軸受を取り替えます
①ポンプ軸受の取付
②ポンプ軸受カップリングの取付
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ドローン(無人飛行機)による空撮
■ドローン(無人飛行機)を新たに導入し、人が立ち寄らなくても現場の状況が確認できるよう、カメラ機能付ドローンの操作訓練を行っています。