放射性廃棄物の処理処分について
廃止措置に伴い、解体物が発生いたします。
発生する解体物のうち低レベル放射性廃棄物の割合は全体の約2%と推定しております。
低レベル放射性廃棄物については、関係法令等に基づき適切に処理を行い、廃止措置が終了するまでに、原子炉等規制法の許可を受けた廃棄事業者の廃棄施設に廃棄いたします。
それまでの間は、発電所構内にある現状の保管設備で適切に保管いたします。
残り9割以上の解体物は、一般産業廃棄物として扱うことが可能です。可能な限り有効利用に努めてまいります。
なお、放射性気体廃棄物および放射性液体廃棄物についても、これまでと同様に、関係法令等に基づき適切に処理を行い、管理放出いたします。
廃止措置期間中に発生する解体物の推定発生量
放射能レベル区分 | 推定発生量(トン) | 廃棄物全体に対する割合 | ||||
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1号炉 | 2号炉 | 3号炉 | 4号炉 | 合計 | ||
放射能レベルの比較的高いもの(L1) | 約90 | 約100 | 約100 | 約90 | 約380 | 約0.02% |
放射能レベルの比較的低いもの(L2) | 約1,040 | 約1,100 | 約1,100 | 約1,100 | 約4,360 | 約0.2% |
放射能レベルの極めて低いもの(L3) | 約10,190 | 約12,100 | 約12,300 | 約12,360 | 約46,950 | 約2.0% |
合計 | 約11,320 | 約13,310 | 約13,500 | 約13,560 | 約51,690 | 約2.2% |
参考:放射性廃棄物として扱う必要のないもの (クリアランス物) | 約19,200 | 約24,000 | 約19,700 | 約24,400 | 約87,300 | 約3.7% |
参考: 汚染の恐れのない解体物(NR) | 約582,000 | 約556,000 | 約548,000 | 約524,000 | 約2,210,000 | 約94.1% |
※ 発生量については、第1段階に実施する汚染状況調査結果を踏まえて見直してまいります。