フレックスドライUTMによる配管連続肉厚測定システム
目的
火力・原子力発電所の配管は経年による減肉が進行することがあり、定期的な肉厚管理が必要です。年間の検査箇所数は数百件に上り、計測はプラント停止中に実施するため、定期検査中の工数増加の一因にもなっています。
概要と成果
火力原子力発電所の配管の経年による減肉のオンラインモニタリングを実現するため、薄くて柔軟なカップリング材不要な探触子と多チャンネルモニタリング装置を開発しました。
本装置により、定検期間の短縮が可能になります。また、原子力発電所においても実証試験を行っています。
特徴
- 探触子は、薄型・小型・柔軟で、2振動子のため、腐食した配管の検査も可能です。
- 新たに開発したドライカップリング層により、接触媒質が不要。ドライカップリング層の膜厚変化を検出・自動補正する機能を有しています。
担当部署
経営技術戦略研究所 技術開発部 材料・化学エリア