目的

地中送電線が布設されているマンホールは、場所によって水没環境にあります。そこで、設備停止や排水作業をすることなく遠隔操作で設備点検が出来る潜水艦型ロボットを開発しました。このロボットは、電力設備をはじめ、様々な設備で活用いただけます。

概要と成果

遠隔多目的水中点検ロボット(eYe snails)の開発

  • 三方向のカメラで周囲を確認しながら、4基のスラスターで水中を自由に移動
  • マニュアルフォーカス機能により、浮遊物に左右されずに対象設備を撮影
  • 筐体全周にわたるLED照明により、暗所での点検も可能

ロボット外観

ロボット仕様

名称 eYe snails
寸法 L416mm×W250mm×H250mm
重量 7.2kg
移動性 前進、後退、左右施回、上昇、下降
電源 外部電源(AC100V)
通信 有線LAN
カメラ 前方
2台
画角77° チルト+60°~-90°
AF⇔ MF切替え
HD静止画像保存可
上方 画角70°
後方 画角238°
LED カメラ毎にON/OFF、照度調整可
ケーブル長 30m
耐圧 水深20m

操作画面

電力用マンホール 点検イメージ

共同研究(開発)者

株式会社イクシス(2018年3月より一般販売開始)

成果の適用先・事例

作業時間の短縮や排水費用の削減が図れるとともに、災害発生等の緊急時においても速やかな点検が可能となります。

担当部署

経営技術戦略研究所 技術開発部 次世代電力インフラエリア