2024年3月15日
東京電力ホールディングス株式会社
福島第一廃炉推進カンパニー

福島第一原子力発電所の状況について、以下のとおりお知らせいたします。

下線部が新規事項)

【主な作業実績と至近の作業予定等】
 ・3月15日午前0時14分頃、福島県沖を震源とする地震が発生。
  立地4町震度は、楢葉町が震度5弱、大熊町、双葉町、富岡町が震度4。
  発電所内で観測された地震加速度の最大値は、6号機原子炉建屋基礎マットにおいて、水平:19.4ガル、垂直:12.0ガル。
  プラント状況は以下の通り。
  ・モニタリングポスト指示値                :有意な変動なし
  ・発電所敷地境界ダストモニタ指示値            :有意な変動なし
  ・原子炉注水設備(1,2,3号機)              :運転継続
  ・使用済燃料プール冷却設備(1,2,5号機、共用プール)   :運転継続
   ※使用済み燃料プール(6号機)地震前より冷却停止中
  ・陸側遮水壁設備                     :異常なし
  ・外部電源(大熊線3L)大熊線4Lについては点検中      :異常なし
  ・外部電源(双葉線1L、2L)                :異常なし
  ・1~6号機設備プラントパラメータ             :異常なし
  ・滞留水移送設備・水処理設備パラメータ          :異常なし
  ・排気筒モニタの指示値                  :有意な変動なし
  ・構内ダストモニタ指示値                 :有意な変動なし
  ・構内線量表示器指示値                  :有意な変動なし
  ・構内排水路モニタ、海水放射線モニタ指示値        :有意な変動なし
  ・ALPS処理水希釈放出設備        :運転停止(停止時刻:午前0時33分)
 [水処理設備]
 以下の設備については、遠隔監視にて異常のないことを確認しているが、あらかじめ定められた手順に従い運転を停止し、パトロールを開始。
  ・ALPS処理水希釈放出設備 (運転開始時刻:午後3時49分)
  ・サブドレン設備
  ・汚染水処理設備 SARRYII
  ・地下水バイパス設備
  ・滞留水移送設備
  ・既設ALPS
 その後、停止していたALPS処理水希釈放出設備、滞留水移送設備および水処理設備については、設備に異常がないことを確認できたため、全ての設備について午後3時49分までに運転を再開し、全ての設備について現場の異常がないことを確認している。
 [パトロール]
 実施計画に基づく地震後区分IIIパトロールを午前0時48分に開始し、午後0時50分に完了した。設備の異常は確認されていない。
 なお、引き続き定例のパトロールにおいても現場設備の状況を注視して参る。

【サブドレン他水処理施設の状況】
サブドレン他水処理施設の状況

【ALPS処理水測定・確認用タンクの状況】
ALPS処理水測定・確認用タンクの状況
 ・放出を継続しているALPS処理水測定確認用タンクB群の放出実績は以下の通りです。
  放出実績:3月14日午前0時~3月15日午前0時 約456m3

【構内および海域モニタリング結果の状況】
・地下水(1~4号機護岸、H4・H6タンクエリア周辺、地下貯水槽周辺、地下水バイパス)、排水路、海水(港湾内、港湾外、1~4号機取水口内)、魚介類、海藻類等の分析結果は、至近の分析値と比較して有意な変動なし。
・なお、トリチウムを中心とした拡散状況や海洋生物の状況を今後継続して確認するため、2022年4月から海水(港湾外)、魚類、海藻類のモニタリングを強化している(2022年4月20日から試料採取を開始)。
※サンプリング結果の詳細については当社ホームページをご参照ください。
<福島第一原子力発電所周辺の放射性物質の分析結果>
https://www.tepco.co.jp/decommission/data/analysis/
<福島第一原子力発電所における日々の放射性物質の分析結果>
https://www.tepco.co.jp/decommission/data/daily_analysis/

【原子炉および使用済燃料プールの冷却状況】
<原子炉>
・1~3号機原子炉への注水を継続中(各号機ともに冷温停止状態を継続中)。
<使用済燃料プール>
・1,2,5,6号機使用済燃料プールを冷却中(3,4号機は燃料取り出し済み)。
・6号機は使用済燃料プール冷却浄化系の計装品および弁点検のため、3月13日午後0時41分に使用済燃料プール冷却を停止した。冷却停止時の使用済燃料プール水温度は22.4℃。
・6号機使用済燃料プール冷却浄化系の計装品および弁点検が終了したことから、3月15日午後0時8分、使用済燃料プール冷却の運転を再開。運転再開後の使用済燃料プール水温度は27.4℃。運転状態について異常がないことを確認。

【1~6号機の状況】
 ※プラント関連パラメータ等の詳細については当社ホームページをご参照ください。
<水位・圧力・温度など>
https://www.tepco.co.jp/decommission/data/plant_data/

以 上

添付資料

参考資料(最終更新日時:2023年12月31日)

参考資料(最終更新日時:2022年12月31日)

参考資料(最終更新日時:2021年12月31日)

参考資料(最終更新日時:2020年12月31日)

参考資料(最終更新日時:2019年12月31日)

参考資料(最終更新日時:2018年12月31日)

参考資料(最終更新日時:2017年12月31日)

参考資料(最終更新日時:2016年12月31日午後3時)

参考資料(最終更新日時:2015年12月31日午後3時)

参考資料(最終更新日時:平成26年12月31日午後4時)

参考資料(最終更新日時:平成25年12月31日午後3時)

参考資料(最終更新日時:平成25年10月22日午後3時)

参考資料(最終更新日時:平成24年4月7日午後3時)

※上記資料の最新版は、【「東北地方太平洋沖地震による影響などについて」実績ファイル】ページをご覧ください。