福島第一原子力発電所の状況について(日報)
2022年2月7日
東京電力ホールディングス株式会社
福島第一廃炉推進カンパニー
福島第一原子力発電所の状況について、以下のとおりお知らせいたします。
(下線部が新規事項)
【主な作業実績と至近の作業予定等】
・2月7日午前9時10分頃、2号機原子炉建屋西側構台前室内において、協力企業作業員が負傷し、入退域管理棟救急医療室の医師の診察を受けたところ、緊急搬送の必要があると診断されたため、午前10時7分、救急車を要請。
状況は以下のとおり。
・発生場所 2号機 原子炉建屋西側構台前室内
・負傷者の所属 協力企業作業員
・身体汚染の有無 なし
・発生状況 重機のクローラ交換作業中、右手薬指を駆動部に挟み負傷当該負傷者を、救急車で南相馬市立総合病院に搬送した。
・出発時刻 午前11時18分
・到着時刻 午前11時55分
なお、当該負傷者については、入退域管理棟救急医療室にて医師の診察を受け、「右環指末節骨開放骨折」と確認し応急処置を実施した。
・2月7日午前6時54分頃、サブドレン他浄化設備において警報が発生し、浄化運転が自動停止したことを、当社社員が発見。
状況は以下のとおり。
・停止の状況 加圧ポンプ(B)入口圧力低低警報発生し自動停止。
サブドレンの汲み上げは継続。
・外部への影響 なし
プラントパラメータ、モニタリングポストの指示に異常なし。
その後、サブドレン他浄化設備の現場状況を確認し、漏えいがないことを確認。
今後、サブドレン他浄化設備における浄化運転が自動停止した原因について調査する。
【サブドレン他水処理施設の状況】
【構内および海洋のサンプリング調査の状況】
・海水(港湾内、港湾外近傍、1~4号機取水口内)、地下水(1~4号機護岸、H4・H6タンクエリア周辺、地下貯水槽周辺、地下水バイパス)、排水路等の水質調査を実施した結果、至近の分析値と比較して有意な変動なし。
※サンプリング結果の詳細については当社ホームページをご参照ください。
<福島第一原子力発電所周辺の放射性物質の分析結果>
https://www.tepco.co.jp/decommission/data/analysis/
<福島第一原子力発電所における日々の放射性物質の分析結果>
https://www.tepco.co.jp/decommission/data/daily_analysis/
【原子炉および使用済燃料プールの冷却状況】
<原子炉>
・1~3号機原子炉への注水を継続中(各号機ともに冷温停止状態を継続中)。
・2号機の原子炉注水設備において、地下水流入量の抑制による建屋滞留水発生量の減少に伴い、淡水生成可能量も減少していくことから、片系による原子炉注水量2.5m3/hから片系による原子炉注水量1.7m3/hへの注水量低減操作を以下のとおり行う。
[原子炉注水量変更実績]
(1月13日午後1時32分)
炉心スプレイ系原子炉注水量 : 0 m3/h → 1.7 m3/h
給水系原子炉注水量 :2.5 m3/h → 0 m3/h
[原子炉注水量変更予定]
(2月9日)
炉心スプレイ系原子炉注水量 :1.7 m3/h → 0 m3/h
給水系原子炉注水量 : 0 m3/h → 1.7 m3/h
<使用済燃料プール>
・1,2,5,6号機使用済燃料プールを冷却中(3,4号機は燃料取り出し済み)。
【1~6号機の状況】
※プラント関連パラメータ等の詳細については当社ホームページをご参照ください。
<水位・圧力・温度など>
https://www.tepco.co.jp/decommission/data/plant_data/
以 上
添付資料
参考資料(最終更新日時:2021年12月31日)
参考資料(最終更新日時:2020年12月31日)
参考資料(最終更新日時:2019年12月31日)
参考資料(最終更新日時:2018年12月31日)
参考資料(最終更新日時:2017年12月31日)
参考資料(最終更新日時:2016年12月31日午後3時)
参考資料(最終更新日時:2015年12月31日午後3時)
参考資料(最終更新日時:平成26年12月31日午後4時)
参考資料(最終更新日時:平成25年12月31日午後3時)
参考資料(最終更新日時:平成25年10月22日午後3時)
参考資料(最終更新日時:平成24年4月7日午後3時)
※上記資料の最新版は、【「東北地方太平洋沖地震による影響などについて」実績ファイル】ページをご覧ください。