福島第一原子力発電所の状況について(日報)
2022年10月20日
東京電力ホールディングス株式会社
福島第一廃炉推進カンパニー
福島第一原子力発電所の状況について、以下のとおりお知らせいたします。
(下線部が新規事項)
【主な作業実績と至近の作業予定等】
・10月20日午前11時3分、発電所構内2、3号機間道路の坂道において、油の漏えい跡があることを当社社員が発見した。
状況は以下のとおり。
・漏えい範囲 約3m×5m
・拡大防止処置 確認中
・漏えい継続の有無 なし
・双葉消防本部への連絡時刻 午前11時17分
現場状況を確認したところ、油が側溝へ流入した跡がありましたが、側溝内に留まり、側溝外への流出がないことを確認。
本事案については、富岡消防署により「油漏れ事象」と判断されたことを午前11時51分に確認。
なお、油漏えい跡については、吸着マット等による処理を午後0時36分に完了。
【サブドレン他水処理施設の状況】
【構内および海域モニタリング結果の状況】
・地下水(1~4号機護岸、H4・H6タンクエリア周辺、地下貯水槽周辺、地下水バイパス)、排水路、海水(港湾内、港湾外、1~4号機取水口内)、魚介類、海藻類等の分析結果は、至近の分析値と比較して有意な変動なし。
・なお、トリチウムを中心とした拡散状況や海洋生物の状況を今後継続して確認するため、2022年4月から海水(港湾外)、魚類、海藻類のモニタリングを強化しています(2022年4月20日から試料採取を開始)。
※サンプリング結果の詳細については当社ホームページをご参照ください。
<福島第一原子力発電所周辺の放射性物質の分析結果>
https://www.tepco.co.jp/decommission/data/analysis/
<福島第一原子力発電所における日々の放射性物質の分析結果>
https://www.tepco.co.jp/decommission/data/daily_analysis/
【原子炉および使用済燃料プールの冷却状況】
<原子炉>
・1~3号機原子炉への注水を継続中(各号機ともに冷温停止状態を継続中)。
<使用済燃料プール>
・1,5,6号機使用済燃料プールを冷却中(3,4号機は燃料取り出し済み)。
・2号機使用済燃料プール(以下、「SFP」という。)循環冷却系においては、長期計画に基づく定期点検の実施に伴い、10月3日午後2時から11月9日午後11時までの間、一次系の運転停止予定であり停止期間終了時点で以下の通り評価。
2号機:9月30日午前5時現在のSFP水温度が29.0℃であり、放熱を考慮し停止期間終了時点で約43.3℃と評価。
・10月3日午後2時7分、SFP循環冷却系の運転を停止。冷却停止時のSFP水温度は29.1℃。
【1~6号機の状況】
※プラント関連パラメータ等の詳細については当社ホームページをご参照ください。
<水位・圧力・温度など>
https://www.tepco.co.jp/decommission/data/plant_data/
以 上
添付資料
参考資料(最終更新日時:2021年12月31日)
参考資料(最終更新日時:2020年12月31日)
参考資料(最終更新日時:2019年12月31日)
参考資料(最終更新日時:2018年12月31日)
参考資料(最終更新日時:2017年12月31日)
参考資料(最終更新日時:2016年12月31日午後3時)
参考資料(最終更新日時:2015年12月31日午後3時)
参考資料(最終更新日時:平成26年12月31日午後4時)
参考資料(最終更新日時:平成25年12月31日午後3時)
参考資料(最終更新日時:平成25年10月22日午後3時)
参考資料(最終更新日時:平成24年4月7日午後3時)
※上記資料の最新版は、【「東北地方太平洋沖地震による影響などについて」実績ファイル】ページをご覧ください。