福島第一原子力発電所の状況について(日報)
2021年10月30日
東京電力ホールディングス株式会社
福島第一廃炉推進カンパニー
福島第一原子力発電所の状況について、以下のとおりお知らせいたします。
(下線部が新規事項)
【主な作業実績と至近の作業予定等】
・10月29日午後3時46分、水抜き予定の瓦礫類収納容器から10秒に1滴程度の水が滴下していることを当社社員のパトロールにおいて発見。
状況は以下のとおり。
・発生場所 固体廃棄物貯蔵庫第1棟付近
・滴下箇所 瓦礫類収納容器下部
・滴下範囲 舗装上に約1m×2mのにじみ程度
・滴下継続の有無 有り
・外部への影響 敷地境界モニタリングポスト、構内排水路モニタ、構内ダストモニタ等に有意な変動はなし
瓦礫類収納容器から滴下している水及び舗装面のスミア測定を実施したところ、バックグラウンドと同等であること及び排水溝への流入がないことを確認した。
滴下箇所はフィラメントテープによる補修を行い滴下は停止。
午後10時12分に、当該瓦礫類収納容器内の水抜きを完了。
なお、当該容器内の水を採取し、分析した結果は以下のとおり。
・セシウム134: 7.2Bq/L
・セシウム137: 160Bq/L
・全ベータ放射能: 190Bq/L
・10月26日午前10時38分頃、発電所構内の土捨て場エリアにおいて、作業中の協力企業作業員が負傷し、入退域管理棟救急医療室の医師の診察を受けた結果、緊急搬送の必要があると診断されたため、午前11時9分、救急車を要請。
状況は以下のとおり。
・発生状況 板材の切断作業中、板材を押さえていた作業員の左手の人差し指に丸鋸が接触し負傷した
・身体汚染の有無 なし
救急車で福島第一原子力発電所を午前11時49分に出発し、午後0時45分、いわき市医療センターに到着した。
入退域管理棟救急医療室の医師の診察を受けた結果、「左示指基節骨開放骨折」と診断された。
その後、いわき市医療センターにて診察した結果、「左示指基節骨開放骨折、指神経断裂」と診断された。
【サブドレン他水処理施設の状況】
【構内および海洋のサンプリング調査の状況】
・海水(港湾内、港湾外近傍、1~4号機取水口内)、地下水(1~4号機護岸、H4・H6タンクエリア周辺、地下貯水槽周辺、地下水バイパス)、排水路等の水質調査を実施した結果、至近の分析値と比較して有意な変動なし。
※サンプリング結果の詳細については当社ホームページをご参照ください。
<福島第一原子力発電所周辺の放射性物質の分析結果>
https://www.tepco.co.jp/decommission/data/analysis/
<福島第一原子力発電所における日々の放射性物質の分析結果>
https://www.tepco.co.jp/decommission/data/daily_analysis/
【原子炉および使用済燃料プールの冷却状況】
<原子炉>
・1~3号機原子炉への注水を継続中(各号機ともに冷温停止状態を継続中)。
<使用済燃料プール>
・1,2,3,5,6号機使用済燃料プールを冷却中(3,4号機は燃料取り出し済み)。
【1~6号機の状況】
※プラント関連パラメータ等の詳細については当社ホームページをご参照ください。
<水位・圧力・温度など>
https://www.tepco.co.jp/decommission/data/plant_data/
以 上
添付資料
参考資料(最終更新日時:2020年12月31日)
参考資料(最終更新日時:2019年12月31日)
参考資料(最終更新日時:2018年12月31日)
参考資料(最終更新日時:2017年12月31日)
参考資料(最終更新日時:2016年12月31日午後3時)
参考資料(最終更新日時:2015年12月31日午後3時)
参考資料(最終更新日時:平成26年12月31日午後4時)
参考資料(最終更新日時:平成25年12月31日午後3時)
参考資料(最終更新日時:平成25年10月22日午後3時)
参考資料(最終更新日時:平成24年4月7日午後3時)
※上記資料の最新版は、【「東北地方太平洋沖地震による影響などについて」実績ファイル】ページをご覧ください。