2019年2月13日
東京電力ホールディングス株式会社
福島第一廃炉推進カンパニー

福島第一原子力発電所の状況について、以下のとおりお知らせいたします。

下線部が新規事項)

【主な作業実績と至近の作業予定等】
・2月12日午後9時22頃、多核種除去設備建屋(C)(停止中)において、漏えい検知器が作動したことを示す警報「クロスフローフィルタ(C)スキッド2-2漏えい」が発生。漏えい箇所は、当該設備クロスフローフィルタ(C)の流量調整弁のフランジ部。漏えい範囲は、約0.2m×0.2m×深さ2cm(溜めマス内)および約2m×0.1m×深さ0.1cm(堰内)であり、循環ポンプを同日午後9時30分に停止し滴下が止まったことを確認。漏えいした水は、当該設備の系統水であり、堰内に留まっているため外部への影響はなし。また、漏えい水については回収・拭き取りを完了。
直近の当該系統水の分析結果は以下のとおり。
 [採取日 2018年12月11日]
 セシウム134 :   65.9 Bq/L
 セシウム137 :    786 Bq/L
 全ベータ   :124,000 Bq/L

【継続実施中の主な作業】
<1~3号機使用済燃料プールからの燃料取り出し>
・2017年1月17日、3号機の燃料取り出し用カバー等の設置作業を開始し、8組からなるドーム屋根の吊り上げ作業を7月31日から2018年2月21日にかけて実施。その後、燃料取り出しへ向けた準備を進める中で、燃料取扱設備において複数の不具合が発生していることから、安全点検を実施。
・2号機の燃料取り出しに向け、原子炉建屋オペレーティングフロア内の残置物片付後の線量・ダスト濃度等の測定を、2018年11月14日から2019年2月1日にかけて実施。
<処理水貯留タンク>
・2015年5月27日、フランジボルト締めタイプの貯留タンクの解体開始。

【サブドレン他水処理施設の状況】
サブドレン他水処理施設の状況

【構内および海洋のサンプリング調査の状況】
・海水(港湾内、港湾外近傍、1~4号機取水口内)、地下水(1~4号機護岸、H4・H6タンクエリア周辺、地下貯水槽周辺、地下水バイパス)、排水路等の水質調査を実施した結果、至近の分析値と比較して有意な変動はなし。
※サンプリング結果の詳細については当社ホームページをご参照ください。
<福島第一原子力発電所周辺の放射性物質の分析結果>
http://www.tepco.co.jp/decommission/data/analysis/
<福島第一原子力発電所における日々の放射性物質の分析結果>
http://www.tepco.co.jp/decommission/data/daily_analysis/

【原子炉および使用済燃料プールの冷却状況】
<原子炉>
・1~3号機原子炉への注水を継続中(各号機ともに冷温停止状態を継続中)。
<使用済燃料プール>
・1,2,3,5,6号機使用済燃料プールを冷却中(4号機は燃料取り出し済み)。

【1~6号機の状況】
 ※プラント関連パラメータ等の詳細については当社ホームページをご参照ください。
<水位・圧力・温度など>
http://www.tepco.co.jp/decommission/data/plant_data/

以 上

添付資料

参考資料(最終更新日時:2018年12月31日)

参考資料(最終更新日時:2017年12月31日)

参考資料(最終更新日時:2016年12月31日午後3時)

参考資料(最終更新日時:2015年12月31日午後3時)

参考資料(最終更新日時:平成26年12月31日午後4時)

参考資料(最終更新日時:平成25年12月31日午後3時)

参考資料(最終更新日時:平成25年10月22日午後3時)

参考資料(最終更新日時:平成24年4月7日午後3時)

※上記資料の最新版は、【「東北地方太平洋沖地震による影響などについて」実績ファイル】ページをご覧ください。