福島第一原子力発電所の状況について(日報)
2018年12月26日
東京電力ホールディングス株式会社
福島第一廃炉推進カンパニー
福島第一原子力発電所の状況について、以下のとおりお知らせいたします。
(下線部が新規事項)
【主な作業実績と至近の作業予定等】
・12月25日午前11時57分、5号機において「放射性液体漏洩」の一括警報が発生。詳細漏えい箇所を示す個々の漏えい警報は発生なし。その後、漏えい検出器が設置されている(40箇所)現場を目視にて確認した結果、滞留水の貯留のために実動作中で対象外である9箇所を除き、全31箇所で漏えいは確認なし。
・2号機原子炉格納容器ガス管理設備については、当該設備の制御盤二重化工事に伴い、12月26日午前9時45分から特定原子力施設に係る実施計画「III 特定原子炉施設の保安」(以下、「実施計画」という。)第1編第32条第1項(保全作業を実施する場合)を適用し作業を開始。
【継続実施中の主な作業】
<1~3号機使用済燃料プールからの燃料取り出し>
・2017年1月17日、3号機の燃料取り出し用カバー等の設置作業を開始し、8組からなるドーム屋根の吊り上げ作業を7月31日から2018年2月21日にかけて実施。その後、燃料取り出しへ向けた準備を進める中で、燃料取扱設備において複数の不具合が発生していることから、安全点検等を実施中。
・2号機の燃料取り出しに向け、原子炉建屋オペレーティングフロア内の残置物片付後の線量・ダスト濃度等の測定を、2018年11月14日から実施中。
<処理水貯留タンク>
・2015年5月27日、フランジボルト締めタイプの貯留タンクの解体開始。
【サブドレン他水処理施設の状況】
【構内および海洋のサンプリング調査の状況】
・海水(港湾内、港湾外近傍、1~4号機取水口内)、地下水(1~4号機護岸、H4・H6タンクエリア周辺、地下貯水槽周辺、地下水バイパス)、排水路等の水質調査を実施した結果、至近の分析値と比較して有意な変動はなし。
※サンプリング結果の詳細については当社ホームページをご参照ください。
<福島第一原子力発電所周辺の放射性物質の分析結果>
http://www.tepco.co.jp/decommission/data/analysis/
<福島第一原子力発電所における日々の放射性物質の分析結果>
http://www.tepco.co.jp/decommission/data/daily_analysis/
【原子炉および使用済燃料プールの冷却状況】
<原子炉>
・1~3号機原子炉への注水を継続中(各号機ともに冷温停止状態を継続中)。
<使用済燃料プール>
・1,2,3,5,6号機使用済燃料プールを冷却中(4号機は燃料取り出し済み)。
・5号機使用済燃料プール(以下、「SFP」という。)冷却浄化系については、5号機残留熱除去系とSFP冷却浄化系の共通ラインの弁点検に伴い、12月27日午後1時30分から午後5時30分(4時間停止予定)の期間、当該設備の運転を停止。
冷却停止中のSFP水温度上昇は、約0.8℃と評価(温度上昇率:約0.192℃/h)。
12月26日午後1時現在のSFP水温度は、17.7℃。
【1~6号機の状況】
※プラント関連パラメータ等の詳細については当社ホームページをご参照ください。
<水位・圧力・温度など>
http://www.tepco.co.jp/decommission/data/plant_data/
以 上
添付資料
参考資料(最終更新日時:2017年12月31日)
参考資料(最終更新日時:2016年12月31日午後3時)
参考資料(最終更新日時:2015年12月31日午後3時)
参考資料(最終更新日時:平成26年12月31日午後4時)
参考資料(最終更新日時:平成25年12月31日午後3時)
参考資料(最終更新日時:平成25年10月22日午後3時)
参考資料(最終更新日時:平成24年4月7日午後3時)
※上記資料の最新版は、【「東北地方太平洋沖地震による影響などについて」実績ファイル】ページをご覧ください。