福島第一原子力発電所の状況について(日報)
2018年12月16日
東京電力ホールディングス株式会社
福島第一廃炉推進カンパニー
福島第一原子力発電所の状況について、以下のとおりお知らせいたします。
(下線部が新規事項)
【継続実施中の主な作業】
<1~3号機使用済燃料プールからの燃料取り出し>
・2017年1月17日、3号機の燃料取り出し用カバー等の設置作業を開始し、8組からなるドーム屋根の吊り上げ作業を7月31日から2018年2月21日にかけて実施。その後、燃料取り出しへ向けた準備を進める中で、燃料取扱設備において複数の不具合が発生していることから、安全点検等を実施中。
・2号機の燃料取り出しに向け、原子炉建屋オペレーティングフロア内の残置物片付後の線量・ダスト濃度等の測定を、2018年11月14日から実施中。
<処理水貯留タンク>
・2015年5月27日、フランジボルト締めタイプの貯留タンクの解体開始。
【サブドレン他水処理施設の状況】
【構内および海洋のサンプリング調査の状況】
・海水(港湾内、港湾外近傍、1~4号機取水口内)、地下水(1~4号機護岸、H4・H6タンクエリア周辺、地下貯水槽周辺、地下水バイパス)、排水路等の水質調査を実施した結果、至近の分析値と比較して有意な変動はなし。
※サンプリング結果の詳細については当社ホームページをご参照ください。
<福島第一原子力発電所周辺の放射性物質の分析結果>
http://www.tepco.co.jp/decommission/data/analysis/
<福島第一原子力発電所における日々の放射性物質の分析結果>
http://www.tepco.co.jp/decommission/data/daily_analysis/
【原子炉および使用済燃料プールの冷却状況】
<原子炉>
・1~3号機原子炉への注水を継続中(各号機ともに冷温停止状態を継続中)。
<使用済燃料プール>
・1,2,3,5,6号機使用済燃料プールを冷却中(4号機は燃料取り出し済み)。
・3号機使用済燃料プール(以下、「SFP」という。)循環冷却系については、電動弁点検の実施に伴い、以下の期間、当該設備の運転を停止。
12月3日午前7時9分から12月14日午後1時42分
停止時のSFP水温度は28.9℃。起動後のSFP水温度は34.1℃。
・2号機使用済燃料プール(以下、「SFP」という。)循環冷却系については、2号機原子炉建屋滞留水移送配管敷設作業と近接になることに伴い、12月7日午前6時15分から12月21日午後6時の期間、当該設備の運転を停止。
冷却停止時のSFP水温度は31.3℃。
・1号機使用済燃料プール(以下、「SFP」という。)循環冷却系については、電源設備(所内共通メタクラ1B・2B)改造工事の停止準備および復旧作業に伴い、以下の期間、当該設備の運転を停止。
・12月15日午前10時から午後9時
・12月22日午前10時から午後9時
12月14日午前5時現在のSFP水温度は、24.9℃であり、放熱を考慮し、停止期間終了時点で約24.8℃と評価。
・12月15日午後4時31分に当該設備の運転を停止し復旧する際に、1号機SFP一次系ポンプ(B)の監視装置に異常を確認。停止時のSFP水温度は26.1℃であり、放熱を考慮しても運転上の制限(60℃)に達しないと評価。12月16日午前11時6分に1号機SFP一次系ポンプ(B)の監視装置復旧。SFP循環冷却系は準備が整い次第実施。
【1~6号機の状況】
※プラント関連パラメータ等の詳細については当社ホームページをご参照ください。
<水位・圧力・温度など>
http://www.tepco.co.jp/decommission/data/plant_data/
以 上
添付資料
参考資料(最終更新日時:2017年12月31日)
参考資料(最終更新日時:2016年12月31日午後3時)
参考資料(最終更新日時:2015年12月31日午後3時)
参考資料(最終更新日時:平成26年12月31日午後4時)
参考資料(最終更新日時:平成25年12月31日午後3時)
参考資料(最終更新日時:平成25年10月22日午後3時)
参考資料(最終更新日時:平成24年4月7日午後3時)
※上記資料の最新版は、【「東北地方太平洋沖地震による影響などについて」実績ファイル】ページをご覧ください。