2018年7月19日
東京電力ホールディングス株式会社
福島第一廃炉推進カンパニー

福島第一原子力発電所の状況について、以下のとおりお知らせいたします。

下線部が新規事項)

【主な作業実績と至近の作業予定等】
 ・7月18日午前9時44分頃、免震重要棟の集中監視室において、「RO設備漏えい監視装置異常」の警報が発生。その後、協力企業作業員からRO装置3の周囲に水たまりがあるとの連絡が入る。漏えい範囲は約10m×5m×深さ1mm、堰内に留まっており漏えい継続はなし。漏えい箇所はRO装置のフィルター空洗用エアホースが破断し、そこから系統水 (RO装置処理前の水)が漏えいしたことを確認。処置としてフィルターの前後弁を全閉し、漏えいは停止。漏えいした水の量は約50Lであり、今後回収する。
漏えいした水の分析結果は以下のとおり。
   セシウム-134 :1.1×102Bq/L
   セシウム-137 :1.0×103 Bq/L
   全ベータ    :8.5×104 Bq/L
エアホースが破断した原因は、劣化によるものと推定。

【継続実施中の主な作業】
<1~3号機使用済燃料プールからの燃料取り出し>
・2017年1月17日、3号機の燃料取り出し用カバー等の設置作業を開始し、8組からなるドーム屋根の吊り上げ作業を7月31日から2018年2月21日にかけて実施。
・2018年4月16日から6月21日にかけて、2号機の燃料取り出しに向けて、オペフロ内の線量・ダスト濃度測定等の調査のため、オペフロ内へアクセスする開口を設置。
<処理水貯留タンク>
・2015年5月27日、フランジボルト締めタイプの貯留タンクの解体開始。

【サブドレン他水処理施設の状況】
サブドレン他水処理施設の状況

【構内および海洋のサンプリング調査の状況】
・海水(港湾内、港湾外近傍、1~4号機取水口内)、地下水(1~4号機護岸、H4・H6タンクエリア周辺、地下貯水槽周辺、地下水バイパス)、排水路等の水質調査を実施した結果、至近の分析値と比較して有意な変動はなし。

※サンプリング結果の詳細については当社ホームページをご参照ください。
<福島第一原子力発電所周辺の放射性物質の分析結果>
http://www.tepco.co.jp/decommision/planaction/monitoring/index-j.html
<福島第一原子力発電所における日々の放射性物質の分析結果>
http://www.tepco.co.jp/decommision/planaction/monitoring2/index-j.html

【原子炉および使用済燃料プールの冷却状況】
<原子炉>
・1~3号機原子炉への注水を継続中(各号機ともに冷温停止状態を継続中)。
<使用済燃料プール>
・1,2,3,5,6号機使用済燃料プールを冷却中(4号機は燃料取り出し済み)。
・6号機使用済燃料プール(以下、「SFP」という。)については、使用済燃料プール冷却浄化系(以下、「FPC」という。)にて冷却しているが、スキマーサージタンク点検およびFPC 系弁点検に伴い、SFPの冷却を以下の期間停止。
 7月18日午前10時11分から7月19日午後1時49分まで
 冷却停止時のSFP水温度は、25.7℃。冷却開始後のSFP水温度は、29.0℃。
 運転状態については、異常のないことを確認。

【1~6号機の状況】
※プラント関連パラメータ等の詳細については当社ホームページをご参照ください。
<水位・圧力・温度など>
http://www.tepco.co.jp/nu/fukushima-np/f1/pla/index-j.html

以 上

添付資料

参考資料(最終更新日時:2017年12月31日)

参考資料(最終更新日時:2016年12月31日午後3時)

参考資料(最終更新日時:2015年12月31日午後3時)

参考資料(最終更新日時:平成26年12月31日午後4時)

参考資料(最終更新日時:平成25年12月31日午後3時)

参考資料(最終更新日時:平成25年10月22日午後3時)

参考資料(最終更新日時:平成24年4月7日午後3時)

※上記資料の最新版は、【「東北地方太平洋沖地震による影響などについて」実績ファイル】ページをご覧ください。