2024年2月21日
東京電力ホールディングス株式会社

 本日の原子力規制委員会において、原子力規制庁が実施した当社原子力発電所における2023年度第3四半期実施計画検査および原子力規制検査の結果が報告され、福島第一原子力発電所に関する事案については、以下の判定を受けました。

<福島第一原子力発電所(実施計画検査)>
 ・増設ALPS配管洗浄作業における身体汚染※1  ・・・違反区分※2:軽微な違反(監視)

 また、昨年11月に暫定評価を受けていた柏崎刈羽原子力発電所に関する事案については、暫定評価時と同等の以下判定を受けました。

<柏崎刈羽原子力発電所(原子力規制検査)>
 ・個人の信頼性確認結果の見誤りによる防護区域への一時的な入域について

・・・安全上の重要度:緑※3  違反の深刻度レベル:IV※4
2023年11月22日 お知らせ済み

 当社は、引き続き原子力規制委員会による審査に真摯かつ丁寧に対応するとともに、安全確保に万全を尽くしてまいります。

  • ※1  2023年10月25日に発生。同日お知らせ済み
  • ※2  実施計画の違反区分は原子力安全に及ぼす影響の程度に応じて「違反」「軽微な違反(監視)」に区分される。このうち、軽微な違反(監視)は、原子力安全に影響はあるが軽微なものであり、事業者自身の改善処置による改善が見込まれるものとなる。
  • ※3  安全上の重要度「緑」
    「安全上の重要度」は、原子力施設の安全確保に対する劣化の程度により「赤」「黄」「白」「緑」の順に区分される。重要度「緑」は、安全確保の機能または性能への影響があるが、限定的かつ極めて小さなものであり、事業者の改善措置活動により改善が見込める水準のものに適用される。
  • ※4  違反の深刻度レベル「SL IV」(SL: Severity Level)
    「違反の深刻度レベル」は、違反の深刻度に応じて「SL I」「SL II」「SL III」「SL IV」の順に区分される。深刻度「SL IV」は、原子力安全上または核物質防護上の影響が限定的であるもの、またはそうした状況になり得たものに適用される。

以 上

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