2023年度第3四半期決算について
2024年1月31日
東京電力ホールディングス株式会社
当社は、本日、2023年度第3四半期(2023年4月1日~2023年12月31日)の連結業績についてとりまとめました。
売上高は、主に東京電力パワーグリッド株式会社において、燃料・市場価格の低下等により、需給調整に係る売上が減少したことなどにより、前年同期比6,732億円減の5兆1,050億円となりました。
経常損益は、燃料費等調整制度の期ずれ影響が好転したことなどにより、前年同期比8,915億円増の5,184億円の利益となりました。
また、特別損失に原子力損害賠償費1,087億円を計上したことなどから、親会社株主に帰属する四半期純損益は、3,513億円の利益となりました。
(単位:億円)
当第3四半期 (A) |
前年同期 (B) |
比 較 | ||
---|---|---|---|---|
A-B | A/B(%) | |||
売 上 高※1 | 51,050 | 57,782 | △6,732 | 88.3 |
営 業 損 益 | 3,825 | △2,736 | 6,561 | - |
経 常 損 益※2 | 5,184 | △3,730 | 8,915 | - |
特 別 損 益 | △1,087 | △2,977 | 1,889 | - |
親会社株主に帰属する 四半期純損益※2 |
3,513 | △6,701 | 10,215 | - |
- ※1
調整力取引に係る会計処理の変更に伴う影響額を前年同期にも反映している。
- ※2
持分法適用会社(JERA)がIFRS適用したことに伴う影響額を前年同期にも反映している。
【セグメント別の経常損益】
2023年度第3四半期のセグメント別の経常損益については、以下のとおりです。
- 東京電力ホールディングス株式会社の経常損益は、基幹事業会社からの受取配当金の増加などにより、前年同期比170億円増の644億円の利益となりました。
- 東京電力フュエル&パワー株式会社の経常損益は、JERAにおける燃料費調整制度の期ずれ影響が好転したことなどにより、前年同期比2,524億円増の1,516億円の利益となりました。
- 東京電力パワーグリッド株式会社の経常損益は、電気調達費用が減少したことなどにより、前年同期比689億円増の1,840億円の利益となりました。
- 東京電力エナジーパートナー株式会社の経常損益は、燃料費等調整制度の期ずれ影響が好転したことなどにより、前年同期比5,917億円増の2,228億円の利益となりました。
- 東京電力リニューアブルパワー株式会社の経常損益は、卸電力販売が減少したことや修繕費が増加したことなどにより、前年同期比75億円減の437億円の利益となりました。
(単位:億円)
当第3四半期 (A) |
前年同期 (B) |
比 較 | ||
---|---|---|---|---|
A-B | A/B(%) | |||
経 常 損 益※ | 5,184 | △3,730 | 8,915 | - |
東京電力ホールディングス | 644 | 474 | 170 | 135.9 |
東京電力フュエル&パワー※ | 1,516 | △1,007 | 2,524 | - |
東京電力パワーグリッド | 1,840 | 1,150 | 689 | 159.9 |
東京電力エナジーパートナー | 2,228 | △3,689 | 5,917 | - |
東京電力リニューアブルパワー | 437 | 513 | △75 | 85.3 |
- ※
持分法適用会社(JERA)がIFRS適用したことに伴う影響額を前年同期にも反映している。
【2023年度業績予想】
当社は迅速かつ適切な原子力損害賠償対応に取り組んでおりますが、主にALPS処理水放出に係る賠償額の総額を見積もることができていないことなどから、2023年度の業績予想については、現時点で未定としております。
以 上
添付資料