2021年度決算について
2022年4月28日
東京電力ホールディングス株式会社
当社は、本日、2021年度(2021年4月1日~2022年3月31日)の連結業績についてとりまとめました。
連結の経常損益は、グループ全社を挙げた収支改善に努めたものの、株式会社JERAにおける燃料費調整制度の期ずれ影響が悪化したことや、小売販売電力量が減少したことなどにより、前年度比76.3%減の449億円の利益となりました。
また、特別損益は、特別利益に原子力損害賠償・廃炉等支援機構からの資金交付金1,166億円を計上した一方、特別損失に原子力損害賠償費1,177億円、インバランス収支還元損失158億円および2022年3月16日に福島県沖で発生した地震により被災した、資産の復旧等に要する費用として、災害特別損失128億円を計上したことから、親会社株主に帰属する当期純損益は前年度比96.9%減の56億円の利益となりました。
(単位:億円)
当年度 (A) |
前年度 (B) |
比 較 | ||
---|---|---|---|---|
A-B | A/B(%) | |||
売 上 高 | 53,099 | 58,668 | △5,569 | 90.5 |
営 業 損 益 | 462 | 1,434 | △972 | 32.2 |
経 常 損 益 | 449 | 1,898 | △1,449 | 23.7 |
特 別 損 益 | △298 | 13 | △312 | - |
親会社株主に帰属する 当期純損益 |
56 | 1,808 | △1,752 | 3.1 |
【セグメント別の経常損益】
2021年度のセグメント別の経常損益については、以下のとおりです。
- 東京電力ホールディングス株式会社の経常損益は、基幹事業会社からの受取配当金が増加したことなどにより、前年度比809億円増の730億円の利益となりました。
- 東京電力フュエル&パワー株式会社の経常損益は、株式会社JERAにおける燃料費調整制度の期ずれ影響が悪化したことなどにより、前年度比601億円減の96億円の利益となりました。
- 東京電力パワーグリッド株式会社の経常損益は、設備関係費の増加などにより、前年度比506億円減の1,183億円の利益となりました。
- 東京電力エナジーパートナー株式会社の経常損益は、小売販売電力量の競争影響による減少や、資源価格高騰影響などにより、前年度比729億円減の664億円の損失となりました。
- 東京電力リニューアブルパワー株式会社の経常損益は、卸電力販売などが増加したものの、固定資産税の増加などにより、前年度比21億円減の459億円の利益となりました。
(単位:億円)
当年度 (A) |
前年度 (B) |
比 較 | ||
---|---|---|---|---|
A-B | A/B(%) | |||
経 常 損 益 | 449 | 1,898 | △1,449 | 23.7 |
東京電力ホールディングス | 730 | △79 | 809 | - |
東京電力フュエル&パワー | 96 | 698 | △601 | 13.8 |
東京電力パワーグリッド | 1,183 | 1,690 | △506 | 70.0 |
東京電力エナジーパートナー | △664 | 64 | △729 | - |
東京電力リニューアブルパワー | 459 | 481 | △21 | 95.5 |
【2022年度業績予想】
2022年度の業績予想については、未定です。今後、お示しできる状況となった段階で、お知らせいたします。
以 上
添付資料
参考資料