当社原子力発電所における原子力規制庁による2021年度第3四半期原子力保安検査および規制検査の結果について
2022年2月16日
東京電力ホールディングス株式会社
本日の原子力規制委員会において、原子力規制庁が実施した当社原子力発電所における2021年度第3四半期実施計画検査および原子力規制検査の結果が報告され、柏崎刈羽原子力発電所に関する事案について、以下の判定を受けました。
<柏崎刈羽原子力発電所(規制検査)>
(事案1)
・6号機 中央制御室換気空調系の不適切な未然防止処置・・・安全上の重要度:緑※1
違反の深刻度レベル:IV※2
(事案2)
・7号機 蓄電池室内(区分IV)における火災感知器の不適切な設置
・・・安全上の重要度:緑
違反の深刻度レベル:IV
(2021年3月15日お知らせ済み、2021年4月19日お知らせ済み)
当社は、引き続き原子力規制委員会による審査に真摯かつ丁寧に対応するとともに、福島第一原子力発電所の事故から得られた教訓を踏まえ、更なる安全性、信頼性の向上に努めてまいります。
- ※1 安全上の重要度「緑」
「安全上の重要度」は、原子力施設の安全確保に対する劣化の程度により「赤」「黄」「白」「緑」の順に区分される。重要度「緑」は、安全確保の機能または性能への影響があるが、限定的かつ極めて小さなものであり、事業者の改善措置活動により改善が見込める水準のものに適用される。 - ※2 違反の深刻度レベル「SL IV」(SL: Severity Level)
「違反の深刻度レベル」は、違反の深刻度に応じて「SL I」「SL II」「SL III」「SL IV」の順に区分される。深刻度「SL IV」は、原子力安全上または核物質防護上の影響が限定的であるもの、またはそうした状況になり得たものに適用される。
以 上