2021年度第1四半期決算について
2021年7月29日
東京電力ホールディングス株式会社
当社は、本日、2021年度第1四半期(2021年4月1日~2021年6月30日)の連結業績についてとりまとめました。
連結の経常損益は、引き続き、グループ全社を挙げた継続的なコスト削減に努めたものの、JERAにおいて燃料費調整制度の期ずれ影響が悪化したことや、小売販売電力量が減少したことなどにより、前年同期比73.0%減の184億円の利益となりました。
また、特別損失に、原子力損害賠償費206億円を計上したことから、親会社株主に帰属する四半期純損益は、30億円の損失となりました。
(単位:億円)
当第1四半期 (A) |
前年同期 (B) |
比 較 | ||
---|---|---|---|---|
A-B | A/B(%) | |||
売 上 高 | 9,800 | 13,413 | △ 3,612 | 73.1 |
営 業 損 益 | △ 113 | 575 | △ 689 | - |
経 常 損 益 | 184 | 685 | △ 500 | 27.0 |
特 別 損 益 | △ 206 | △ 365 | 159 | - |
親会社株主に帰属する 四半期純損益 |
△ 30 | 298 | △ 328 | - |
【セグメント別の経常損益】
2021年度第1四半期のセグメント別の経常損益については、以下のとおりです。
- 東京電力ホールディングス株式会社の経常損益は、基幹事業会社からの受取配当金の増加などにより、前年同期比471億円増の1,267億円の利益となりました。
- 東京電力フュエル&パワー株式会社の経常損益は、JERAにおいて燃料費調整制度の期ずれ影響が悪化したものの、発電事業の収支が好転したことや、関係会社利益が増加したことにより、前年同期比208億円増の301億円の利益となりました。
- 東京電力パワーグリッド株式会社の経常損益は、託送収益の減少や、設備関係費の増加などにより、前年同期比60億円減の346億円の利益となりました。
- 東京電力エナジーパートナー株式会社の経常損益は、小売販売電力量が、競争激化や気温の影響で減少したことなどにより、前年同期比487億円減の374億円の損失となりました。
- 東京電力リニューアブルパワー株式会社の経常損益は、固定資産税の増加などにより、前年同期比16億円減の161億円の利益となりました。
(単位:億円)
当第1四半期 (A) |
前年同期 (B) |
比 較 | ||
---|---|---|---|---|
A-B | A/B(%) | |||
経 常 損 益 | 184 | 685 | △ 500 | 27.0 |
東京電力ホールディングス | 1,267 | 795 | 471 | 159.3 |
東京電力フュエル&パワー | 301 | 92 | 208 | 325.1 |
東京電力パワーグリッド | 346 | 407 | △ 60 | 85.0 |
東京電力エナジーパートナー | △ 374 | 112 | △ 487 | - |
東京電力リニューアブルパワー | 161 | 178 | △ 16 | 90.5 |
【2021年度業績予想】(2021年7月21日に公表した内容から変更はありません)
2021年度の業績予想については、新会計基準の適用や販売電力量の減少などにより、売上高は、前年度比で1兆3,830億円減の4兆4,840億円程度となる見込みです。
経常損益は、販売電力量の減少や、燃料費調整制度の期ずれ影響が悪化することなどにより、前年度比1,160億円減の740億円程度の利益となり、親会社株主に帰属する当期純損益は、670億円程度の利益になるものと見込んでおります。
(単位:億円)
2021年度 (今回見通し) |
2021年度 (2021年7月21日公表見通し) |
2020年度 (実績) |
|
---|---|---|---|
売 上 高 | 44,840 | 44,840 | 58,668 |
経 常 損 益 | 740 | 740 | 1,898 |
特 別 損 益 | - | - | 13 |
親会社株主に帰属する 当期純損益 |
670 | 670 | 1,808 |
以 上
添付資料